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農園の犬

札幌に住んでいた頃、春から秋まで一区画借りる農園で野菜作った時があった。
そこには長く針金が渡してあり、さらにその針金に長いリードが付けられてかなり広い範囲を動けるようにした犬が飼われていた。
畑に行くといつも遊んでもらっていた犬。
ボールが転がってたので投げると持ってきてくれた。
でも飼い主の方が現れると私が投げたボールを追いかけるの途中でやめていってしまう。
所詮、私は他人だ。飼い主の方の方がいいにきまってる。
飼い主の方はボールをわたしの方に投げ、ほら、あっちいってあげなさいってやるけど来てくれない。
でもいつもは人なつっこく寄ってきてくれる。それだけでいい。飼ってないのに触りたいだけ触らせてくれるだけでありがたかった。

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