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テーブルの下、椅子の上

猫を飼っているおうちにいくと近寄ってきてくれる猫はあまりいないです。だいたい姿を隠します。しょうがないです。猫にとっては自分の家、自分の縄張りの中に突然知らない人間がはいってくるのです。中にはなぜか初対面の自分を触ろうとしてくる不埒な輩もいます。いつも猫がくつろいでいるリビングにもその不審者は堂々としていて、あまつさえ自分の下僕である飼い主に食べ物を出されたりして我が物顔でいます。
そんな不審者が傍にいるのに、テーブルの下、椅子の上で自分の姿が完全に隠れていると安心しているため隠し撮りされていることに気がつかなかった猫です。2009年の1月。まだガラケーの写真です。
ガラケーのカメラで日常を撮れるようになると、こんなどうでもいい瞬間も写真に収めることができるようになったけど、子供の頃に飼ってた犬は写真を撮ったけどフィルムあと2~3枚残ってる、もったいないから犬撮ろう。そんな感じでとても写真の枚数が少ない。写真は特別なときに撮る物だったのです。
今は動画もばんばん撮れてしまう。すごい時代です。

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