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シャクナゲ岳で会ったハナちゃん

2012年4月20日。北海道のニセコにあるシャクナゲ岳に行った。テレマークスキーでてくてく登って遊ぶためだ。

この日の天気は風もなくて春スキー日和。真っ白な雪と真っ青な空で太陽が眩しくて最高な日だった。山に行くときいつもこんな天気だったらいいのに。

羊蹄山

上の写真は羊蹄山。蝦夷富士。角度によっては本当に富士山みたいに見えるかっこいい山だ。札幌からニセコに向かうとき、道路を右折した途端目の前にどんっと見えるこの瞬間はこれから遊びに向かうわくわく感が高まる。

シール貼ってます

チセヌプリのリフトは2013年に営業を停止したけど、いつも春にスキー場の営業が終わってから山にいってたからリフト動いてるときにいったことがない。

ここは駐車場があって立派な公衆トイレもあって、最高の温泉もあるからバックカントリーに入るのにとてもいいとこだ。

自衛隊さんがスキーの訓練してる場所が、山の斜面に向かって左側にある。
多分訓練がお休みの日に、クロカンの板をハの字に開いて猛ダッシュで急坂を登ってくのみて、シール付けて一歩一歩登る自分となんて違いだろう、凄い体力だな、頼もしいなと思った。
さらに急坂をクロカンの板で猛スピードで滑り降り、「やばいってー!!」と叫びながら身体横にして転んでブレーキ掛けながらざざざざざーっと止まってるのも見た。自衛隊さんの遊びは身体張るんだなと思った。駐車場のアスファルトにそのまま突っ込んでおちるのもやばいし、雪の下に川も流れてるからそこに落ちても非常にやばいと思う。

スキー場を登ってく
シャクナゲ岳が見える
シャクナゲ岳
まだ点にしか見えないけど近づいてくる

私は歩くのとても遅いので、いつも後から来た人に抜かされる。でも、この日は歩くの遅くて良かった。追いついてもらえて良かった。最初は気づかなかったけど、可愛い者が近づいてきたのだ。

リードに繋がれてしまう

可愛い生き物は念のため飼い主さんにリードに繋がれてしまった。かなり離れているこの距離でだ。いいのに。ここにいるのはただの犬好きの夫婦だから、そのままでいいのに。

ハナちゃんはわたしたちと交流するよりご主人とどんどん歩いていきたそうだった。ご主人の顔ばかり見ていた。
尻尾たれてたから驚かせないように夫はゆっくりと手を差し出したけど、やっぱりご主人に促されてなでられてくれた感じがする。
ハナちゃん、娘です。と紹介された気がする。5歳の女の子です。

驚かせないようにご挨拶
私もご挨拶
やっぱり尻尾たれてる

尻尾たれてるけど、どうしても触りたくてごめんなさいハナちゃん。

あっという間に引き離される

ハナちゃんとご主人はとても登るのはやい、もしくは私が遅いので後ろから姿を眺めたくてもどんどん豆粒のように遠くに行ってしまった。

頂上で再会

頂上で再会したけどやはり尻尾たれてる。顔は笑顔に見える。

ご主人に甘える

上の写真のご主人がハナちゃん見てるお顔がとても嬉しそうだった。

こっちみてくれるハナちゃん

シャクナゲ岳の山頂から山スキーで滑るご主人と同じスピードでハナちゃんが直滑降のごとく急斜面を駆け下りていくのを見送った。
山頂近くの斜面は本当に急で、あまり身を乗り出すとそのまま滑落しそうなので、一瞬視界から消えたハナちゃんが次に見えたときにはもう遥か下を走っていた。
一緒に登って一緒に降りる。山スキーならご主人も同じスピード出せるからハナちゃんは思いっきり走れて、犬と一緒にスキーするの本当に楽しそうでうらやましかった。


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