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声劇シナリオ内容 登場人物 スタート男 しん、と静かな闇だった。虫の音も聞こえないほどの固い暗がりに、身動きがとれない姿の俺は転がっていた。むしむしとした不快感は誰とも共有できない俺だけの孤独で、狭い 箱に詰められた憎しみは金属疲労を起こしたかのように乾いていた。 男 俺は、惨めだった。 男 そんな中、とある幻聴がやってきたのだった。 ケムシ 「ねえ?」 男 「うう……。くそう……くそう……」 ケムシ 「ねえってば!?」 男 「ううう……なんなんだよ