【活動レポート】1,022世帯の子どもたちに本が届きました
認定NPO法人おてらおやつクラブは、バリューブックス株式会社と連携し、「ブック・プレゼント」プロジェクトを実施しました。
「ブック・プレゼント」とは、子どもたちがもっと本を自由に読める機会を提供することを目的に、2023年12月1日〜12月31日の期間中にバリューブックスさまが買取した本の買取金額の10%を使って新しい本をおてらおやつクラブが支えるご家庭へ贈るプロジェクトです。
詳しいプロジェクトの内容は、バリューブックスさまのWebサイトをご覧ください↓
▼あなたと本屋で贈る「ブック・プレゼント」プロジェクト
当初、おてらおやつクラブに登録している全国のひとり親家庭1,000世帯へのお届けを予定していましたが、バリューブックスさまのご厚意で、お申込みいただいた1,022世帯すべてのご家庭へ本をお贈りすることができました。
今回、プレゼントの本を選書してくださったのは、東京・荻窪の書店「本屋 Title」の皆さま。子どもの年齢別に35冊選んでいただき、ご家庭にはお子さんの年代に合わせた本をお贈りしました。
▼本屋 TitleさまWebサイト
お贈りした本は、おてらおやつクラブに関わる方に「子どもたちに読んで欲しい本」「子どものころ好きだった本」をアンケートし、いただいた回答も参考にしながら選書していただきました。1週間ほどの短い期間にもかかわらず、300人ほどから600冊以上のおすすめの本をご紹介いただきました。
・きんぎょがにげた
・11ぴきのねこ
・100万回生きたねこ
・星の王子さま
・かがみの孤城
など
本を受け取ったご家庭からの声をご紹介します。
こうした声を読むと、子どもにとって「自分のもの」として何かを持つ経験が喜びにつながることや、子どものいる家庭にとっては図書館に行って本を借りることの困難さなどが垣間見えます。
また、いただいた声から困りごとを抱えるご家庭の「本を買う」「本を読む」ことの難しさも見えてきました。
本で生活状況がすぐに改善することはありませんが、真新しい本を手にして子どもたちの心を潤す体験となったことが伺えます。さらにその新しい本は自分のためにどこかの誰かが選んでくれた本。
アンケートにご協力いただいた方にとって「どこかに自分の選んだ本を受け取った子どもがいる」ことが、「たよられてうれしい」ことを実感できた機会になっていたら幸いです。私たちの目指す「たよってうれしい、たよられてうれしい。」社会の一つの形としてこのプロジェクトを終えられたことを嬉しく思っています。
おてらおやつクラブは、こうした社会にある「何かしたい」思いを、必要とする子どもたちやご家庭に届ける活動を引き続き実施していきます。
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