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島ぐらしエッセイ🕊種子島、ときどき屋久島

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種子島、ときどきお隣の屋久島、口永良部島より気ままなお便りをお送りします🕊
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2024年4月の記事一覧

「習い事しなくても、全てこの島で学べるじゃん」

本日から森林浴ガイド養成講座に通っています。深呼吸・辻さんによる屋久島島民向けの養成講座。種子島在住の私も参加させていただくことに。 参加者は私も含む5人。たまたまこの5人だったけど、この5人だったことには意味があるのだろうと思う。 私以外の4人は移住者で、「子育て」のためというのも移住した理由の一つだったそう。 関東から小学生の娘さんと移住してきた女性がこんなことをおっしゃっていました。 「屋久島にずっと住んでいる人は『習い事の選択肢が少ない』っていうけれど、習い事

日本一早い新茶の里、鹿児島県種子島

種子島は今、お茶シーズンです。 種子島にお茶のイメージってないのではないでしょうか? (実は私もバスガイドを始めるまで、島でお茶栽培が行われてるって知りませんでした……) 「日本一早い新茶の里」と言われていて、一番茶はその年の全国の茶葉の価格や生産量の目安になっています。 * 始まりは明治時代。 当時この島に静岡から赴任していた役人さんが、種子島でもお茶栽培ができるかもしれないと思い、地元静岡のお茶農家を呼び寄せました。 松下七助を筆頭に数名が移住し、適地を探して

たった一人の在り方が与える影響は、 小さいようですごく大きい。

今日は島のとある校区の区長さんのお話。 * 今年から地域の男女共同参画推進員になりまして、県から派遣された講師のもとでセミナーを受ける機会が多々あります。その時よく一緒になるのが70代のNさん。 もともとは市役所の職員で、定年退職後は農業をやりながら、区長やらその他様々な役員を引き受けていらっしゃいます。 * 3月のセミナーでも一緒のチームになり、行政職員やら集落支援員やらを交えてワークを行いました。 確か、テーマが”地域や職場で感じるジェンダーギャップ”で、それ

島暮らしは「胆力」が鍛えられる

先月、屋久島からあるご夫婦が種子島にご来島された。昨年、神奈川県から屋久島に移住してきたそうで、島で出会った種子島牛乳がとても美味しく感動し、産地へ行きたい!と思い立ったとのこと。ようこそおじゃりもうせ〜! 実際の牧場を見てみたかったそうだが、牧場は衛生管理が厳しく、酪農家さんは早朝から深夜までお忙しいこともあり訪問は叶わず。代わりに、島の牛乳からチーズをつくり、そのチーズでケーキを製造しているお菓子屋さんとお話しできたとのことで、途中から合流した私にも1日の出来事を楽しそ