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令和版百人一首 恋の巻【冬の部】

冬休み 2回目のデート ふたり乗り
背中が脈打つ きみの温もり


地方の大学に通っていた頃の話。

学校が冬休みに入って彼女との2回目のデートをすることになりました。

僕たちはまだお互いに緊張する仲でしたが、とても楽しみにしていました。

読書が共通の趣味だった僕たちは、一緒に図書館に行く約束が2回目のデートでした。

車を持っていなかった僕は彼女を自転車の後ろに乗せて彼女のアパートから図書館に向うのでした。

あの道すがら、ずっと背中に伝わっていた鼓動は彼女の純粋な緊張だったのか、僕の胸のドキドキだったのか。
今も分からないままです。


#百人一首恋の巻冬


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