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アレグラFXプレミアムはアレグラFXとなにが違う??

アレグラFXシリーズからアレグラFXプレミアム誕生へ

厚生労働省は2023年3月27日、抗アレルギー薬のアレグラFXプレミアム(フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン)を市販薬(要指導医薬品)に指定することを告示しました。まだ商品としての販売日や情報などはメーカーさんから出ておりませんが、要指導医薬品ですので発売されても薬剤師がいる薬局でしか購入ができません。

医療用ディレグラ配合錠を市販薬に転用

アレグラFXプレミアムは、有効成分にフェキソフェナジン塩酸塩と塩酸プソイドエフェドリンを配合し、医療用医薬品のディレグラ配合錠を市販薬に転用したものです。すでにフェキソフェナジンのみを配合した市販薬としてアレグラFX(第2類医薬品)などが販売されており、人気商品となっておりますが、その新商品といった位置付けになるでしょう。

プソイドエフェドリンとは??

プソイドエフェドリンは、鼻粘膜の充血やはれをおさえ、鼻づまりに効果がある成分で、すでに市販薬では鼻炎薬やかぜ薬などに配合されています。ただしプソイドエフェドリンは、ドーピング禁止物質や濫用のおそれのある医薬品に指定されている成分であり、市販薬では高血圧や糖尿病の方などは症状が悪化してしまうおそれがあり、服用ができません。

アレグラFXとアレグラFXプレミアムの違いは?どんな人におすすめ?

アレグラFXプレミアムは、発売後の注意事項の設定にもよりますが、基本的には鼻づまりがひどいアレルギー性鼻炎の方やアレグラFX等を服用しても鼻づまりなど効き目がいまいちといった方に提案できるでしょう。
ただし、アレグラFXで効き目が得られている方は、そのままアレグラFXを使用する方がプソイドエフェドリンによる副作用のリスクを減らせるでしょう。
『プレミアム』という商品名に誰もがアレグラFXプレミアムの方が優れていると思うかもしれませんが、人によってはアレグラFXの方が適切な場合もありますので、しっかりと薬剤師などに相談して購入するとよいでしょう。  

こちらの私の記事もご覧くださいませ。失敗しない!市販薬の選び方〜〇〇プレミアムの真相〜

おわりに

発売日はまだ未定ですが、添付文書や説明文書にどのような注意や確認事項が設定されて販売されるか注目しております。
最後までお読みいただきありがとうございました。

最新情報 
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