ずっと一人で生きていく?

内向的な性格がリタイア志向につながる?

私は経済的な自由、いわゆるリタイアを目指しています。

SNSやブログを眺めていると、既にリタイアしている人、リタイアを目指している人はそれなりの数いるように感じます。

密かに目指してはいるけれど公言はしていないという人も含めると、相当数にのぼるのかもしれません。

この界隈には、一人でいることが好き、余計な人づきあいは煩わしいと考えている人が多いように感じます。

というよりも他人との関わり合いを煩わしいと思う内向的な性格の人たちがリタイアを目指しやすいという方が正確かもしれません。

私もたとえば仕事をしていても、なるべく外からの干渉を受けずに黙々と一人で取り組みたいと思う方なので、どちらかと言えばリタイア気質なのだと思います。

孤独はストレスを生みやすい

一人は気楽だし、落ち着きます。

しかし厄介なことに、ずっと一人でいると人間はストレスを感じやすくなるというのもまた事実だと思います。

これまでの長い歴史の中で、人間は基本的に群れを成し、助け合って生きてきました。天敵や飢餓など多くの脅威に晒されていた時代、そうすることで生き延びやすくなるからです。

そんな中、孤立することは自らの生存確率を下げることを意味します。本能的にストレスを感じるようになっていても不思議ではありません。

事実、孤独な状態が続くと原始的な脳である大脳辺縁系の扁桃体がストレス信号を発するようになることがわかっています(※1)。

人生はずっと一人でいるには長すぎる?

私は一人でいる時間が好きです。じっくり物事を考えたり、内省することで頭の中を整理することができますし、自分自身を成長させることにもつながります。

私は成長至上主義者ではありませんが、一人でいるときにこそ、人間は成長するものだとも思っています。

しかし前述のように、人間は一人でいる時間が長すぎると、次第にストレスを感じるようになっていきます。

そのうえ人生100年時代と言われるこの時代、たいていの場合、人生はずっと一人でいるには長すぎるのではないかとも思います。

結婚すればいいじゃないかと言う人もいるかもしれませんが、現時点では私はあまり結婚に意義を見出せてはいません。そう簡単にすべきものではないとも個人的には思っています。

私は世間一般の人とは価値観がズレていることを自覚しています。

たとえば職場の飲み会に参加しても、一般的な常識や価値観を持つ人とは興味・関心がズレていることが多く、正直あまり楽しめません。それでも何とか話を合わせたりしようとするので、気疲れすることも多いです。

そんな私も飲み会自体が嫌いなわけではなく、興味・関心の近い人との交流には楽しさを感じます。

ただし自分のような価値観を持つ人々はマイノリティーであり、そうそう出会えるものではないということも知っています。

そういう人達とのつながりを持つこと。それがこのブログを始めた理由の一つでもあります。

もちろん一人でも楽しく充実した日々を送ることはできるでしょう。

それでも仲間がいれば、それだけできることや選択肢は多くなり、日々をより楽しく、退屈することなく過ごすことができるのではないかと思います。

人生という壮大な暇を楽しくつぶせるような仲間をこれからも探していきたいと思っています。


※1:


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