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オータツBLOG 第20回「コンサル&レンタル事例:😡高温装置への💧低温水冷却対策_ブラインチラー&熱交換器のレンタル」

酷暑🥵、人だけでなく設備機械にも大きな悪影響を及ぼします。
正にそんなお困り事を相談され、試行錯誤しながら臨みました🤔
今回は、その課題・思案・設計・導入・成功までの事例をご紹介します❗️


★ お困り事

既設の水冷却塔を介した循環冷却水ラインで工場内の色々な装置が冷却されているが、その中の一部の被冷却装置が酷暑と経年劣化で発熱が多く、冷却しきれずこの装置の温度が上昇し、全体の製造に深刻な影響が出る可能性が非常に高いので何とか改善しなければならない。
▶️現状:被冷却装置の入口水温度:40℃前後
▶️目標:被冷却装置の入口水温度:24℃(ΔT16℃)
*被冷却装置の冷却水流量:300L/min.

★ システム設計コンセプト

◎ 懸念ハードル
* 水冷却塔の増設だけでは冷却能力的にΔT16℃は達成出来ない。
* 水質は工水であまりキレイではない。
* 問題のある被冷却装置に個別冷却する為にはバイパスラインが必要である。
◎ 設計コンセプト、ソリューション
* ブラインチラーを冷却熱源にする
 → ΔT16℃以上の冷却エネルギー源を有す事が出来る。
* チラー入口設計許容温度はmax.35℃
 → 熱交換器を介せば許容温度以下でキープ出来る。
* 工業用水の水質への懸念 → 熱交換器を介せばある程度の汚れは許容出来る。

以上の理由から、温かい工水と冷たいブラインの間に熱交換器を介す事により、低温と高温の異なる2種類の流体を、隔壁を介して混ぜる事なくこの温度差を利用し熱交換させる。

◎ 設計コンセプトを仮設レンタル機器で具現化
* チラーと熱交換器のそれぞれの能力仕様からエネルギー計算し、お客様の要求
  仕様に適う機種選定とシステムの構築をする by オータツ
* 被冷却装置の入口にバイパスラインを設ける by お客様
* バイパスラインから迂回先の仮設の冷却設備一式を全て用意する by オータツ

★ 設計提案機器フロー図

★ 実際の設置フロー写真、被冷却工水/ブラインの温度実測値

★ 作業工程写真(納入〜設置〜取説)

★ 各機器の配管取り合い箇所

★ 目標達成結果

▶️現状:被冷却装置の入口水温度:40℃前後
▶️目標:被冷却装置の入口水温度:24℃(ΔT16℃)
▶️達成:被冷却装置の入口水温度:19.6℃(ΔT20.4℃)💪💪✌️✌️
              (周囲温度:36℃時)

★ 導入を終えた後のお客様の声
① ブラインと熱交換器の組み合わせで冷却、しかも仮設で上手くいったので本当に良かった。
② 現調・打合せ・設計・機種選定・機材調達・現場運転調整の全てをワンストップで対応してくれたので助かった。
③ 詳細な双方準備項目&所掌範囲・ユーティリティー情報・工程・人員・・等々、全て分かり易く纏めて進めてくれたので安心して任せられた。
④ 全てにおいてスピード感を持ってやってくれた。
以上、好評のコメント頂きました☺️

★ 豆知識

1、チラーとは?(以下URL参照)

2、ブラインとは?
元来の語義は塩水または海水のことであるが、間接冷凍方式の冷凍装置で二次冷媒として使用され、凍結温度が0℃以下の液体をブラインと呼ぶ。

ブラインはポリエチレングリコールを使用

3、熱交換器とは?(以下URL参照)

オータツは、ユーティリティー設備全般においてその課題に合った仮設機材やシステムをレンタルで多岐に渡り対応出来る様、現調、簡易設計、調達、現場SVまでトータルでコーディネートします。💪

ご入用お困り事がございましたら何でも気軽にお声掛け下さい!!
次回ブログレポートもどうぞお楽しみに!

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