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【90年代ロック名曲選】The Only One I Know - The Charlatans

90年代を駆け抜けたロックの名曲たち。その魅力を余すところなくご紹介♪


今回は個人的にとても思い出深いアーティスト、The Charlatans(ザ・シャーラタンズ)のメジャーデビュー曲である"The Only One I Know"です!

さて、皆さんは自身の初めてのライブ体験を覚えていますか?

多くのかたは「もちろん!」と即答できると思います。
それくらいインパクトデカい思い出ですよね。
自分の場合のそれが、今回ご紹介するThe Charlatansです。

CDから聴こえるあの曲達が、生音で体感できるあの幸福感。
それを味わった最初のアーティストです。
ぎゅうぎゅう詰めおしくらまんじゅうのスタンディングエリア、眩いライティング、イヤホンで聞く何倍ものボリュームではっきり聞こえる生演奏、ステージ上のメンバーに「ほんとに彼等は居るんだ!」と感慨むせびった記憶があります。
そんな個人的にシンボリックなアーティストであるThe Charlatansの代表曲をご紹介します。

▼DATA
Songwriter(s) : John Baker, Martin Blunt, Jon Brookes, Tim Burgess, Mark Collins
Album : Some Friendly
Album Released : October 1990

アーティストの基本情報

英国を代表するロックバンド。そんで今も現役。
マッドチェスターのフォロワー的な位置づけで1980年代後半に登場。
といってもマンチェスターではなく、イングランド中部に位置するウェストミッドランズ出身。
ロック、オルタナティヴ、サイケデリック、ブルース、カントリーの影響をブレンドした独特のサウンドで知られ、90年代以降UKチャートの常連に。

時代を塗り替える先駆的な、カリスマ的なバンドというより、どちらかというと時代に寄り添い、彼らの嗅覚で上手く昇華し、それを音に表現できる、ある意味器用な印象を個人的にもっているバンドです。

曲紹介

"The Only One I Know "は、その代表曲のひとつで、デビュー・アルバム "Some Friendly "(UKチャート1位)からのリード・シングルとして1990年にリリースされました。
ロックを基軸にダンス、サイケデリアが上手く融合された新鮮なサウンドは当時の批評家からも好意に受け止められたようです。
その後、マッドチェスターシーンを代表するアンセムとなり、バンド方向性を決定付けた曲のひとつです。

曲の特徴としては
・キャッチ-なギターリフ
・ダンサブルな土台をつくりあげるリズム隊
・ティム・バージェスの優しいメロディックなヴォーカル
・なんといっても曲全体を印象付けるサイケ要素全開のハモンドオルガン

新人らしからぬ、ある意味完成度が高すぎる曲ともいえます。

このMVとてもシンプルな作りですが、マネージャーの友人が用意した倉庫に友人やファンを招いて小規模で撮影されたようで、こぼれ話としては、撮影時には違法レイヴをやっていると通報が入り、警察官に事情聴取されている様子も描かれています(笑)


ということでThe Charlatans"The Only One I Know "をご紹介しました。

新人アーティストとして最高のスタートをきったこのバンドは、バンド中核メンバーの他界という悲しい出来事を乗り越え、ブリットポップ期にキャリアピークともいえる成功をおさめることとなります。
そこらへんも追々書いていきたいと思います!

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