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【90年代ロック名曲選】Fight The Power - Public Enemy

90年代を駆け抜けたロックの名曲たち。その魅力を余すところなくご紹介♪


ロックの名曲を紹介と題しておきながらのヒップホップです(笑)

▼DATA
Songwriter(s) : Carlton Ridenhour,Eric Sadler,Hank Boxley,Keith Boxley
Album : Fear of a Black Planet
Album Released : April 1990

正直な話をさせていただくと、ヒップホップ苦手なんです。。

食わず嫌いなんか?というとそんなことはなく、有名どころ(古くはN.W.Aから、新しいところだとKendrick Lamarまで)代表曲というものは聴いてきているつもりなのですが、何故かハマらないんです。
誤解を恐れずに私感を言ってしまうと・・・

・ラップが早くて口ずさめない
・生楽器ではなくビートが単調に聞こえてしまう
・ギャングイメージで怖い

以上のずいぶん偏ったバイアスもあり、聴けども何故かハマる音楽ジャンルじゃないんです。
この前の参加したサマソニ'23でも大トリKendrick Lamarをスルーしてしまいました。(後でYoutubeにあがっているもの観ましたが、凄い盛り上がりでしたね!)

ということで、だいぶ書いていることが矛盾しますが、今回紹介はPublic Enemy(パブリック・エネミー)の"Fight The Power"です。
Public Enemyは80年代から活動するヒップホップレジェンドですね。
その中でもこの曲はハマりました。

"Fight the Power"の強さ

サビで繰り返されるこのワードが大好きなんです。

”権力に屈するな、闘え!”

すごいシンプルなパワーワードですよね。
まさにロックが担ってきた社会情勢や政治に対する反抗を時代が移り変わり、ロックが産業化し時代遅れ=ダサいイメージがついてきた80年代の時に若者が飛びついたレベルミュージックがヒップホップなんだなと思います。
たぶんですが、その時代にロックミュージシャンが”Fight the Power!”とシャウトしても、それほど響かなかったんじゃないでしょうか?

Rage Against The Machineきっかけ

この曲との出会いは、RATMが起点です。
RATMが敬愛するアーティストとしてPublic Enemyを挙げていたことがきっかけでこの曲を聴いたらめっちゃカッコ良い!となったワケです。
そんな両者(Public Enemyの中心人物Chuck DとDJ Lord、そしてRATMのギタリストTom Morello)は、Prophets of Rageというユニットと組みましたね。

やっぱ生楽器とラップが繰り出すダイナミズムがたまらないです。

社会的な影響

Public Enemy自体はヒップホップジャンルにおいてギャングスター的な立ち位置とは異なる政治的なメッセージを含む曲を多く制作したことで、他のアーティストにも影響を与えた以外に、社会に対して大きな影響度を持ってきたという記録が残っています。
その多くが曲の中身やパフォーマンスを通じて、黒人を中心とした(主にアフリカ系アメリカ人)コミュニティにおける不平等や差別に対するメッセージとして発信してきたみたいですね。

その中でも特にこのFight the Powerは、人権や社会的な正義、ひいては政治への抗議の代表曲であるアンセムとして認識されています。
この曲を聴くたびに闘争心が湧き出てくる感じがして、そんな衝動をそして行動を起こさせるこの曲、大好きです。

ということで、今回はこれまで。

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