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「資生堂の70年代雑誌広告展」 私は一九六八年から一九八九年までの二十一年間、銀座の資生堂宣伝制作室でデザイナーをしていた。今の資生堂はほとんど宣伝をしなく、本社宣伝部にもデザイナーはいなくなって、百五十年前の創業以来輝かしい歴史を持つ資生堂の宣伝美術の歴史は途絶えてしまいまことに残念だ。
「わが町・松本3」松本の楽しみのひとつは昼飯だ。 海のない山国長野県は、蕎麦、野沢菜、わさび漬くらいしか特産はなく、飲食業は盛んではなかった。しかしある時から古い中華食堂がおいしいと気づき、あれこれ入ったがどこも堅実に自分の店の味を持っていた。