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【河原武美】 私の漫画遍歴&備忘録

雑誌の切り抜きを処分しようと思う


昔、漫画雑誌を購入していたころ、
気に入った漫画があるとその部分だけ破り、保管していた。
なぜそんなことをしていたかと言えば、
単行本化しても買うお金がない、という理由と、
そもそも単行本化しないかもしれないから、と言う理由の、
半々だったように思う。

河原武美先生の漫画は、単行本化されなかったため、
長いこと手放せぬまま、二十余年が経った。
年末に掃除したり、引っ越しをしたりするたびに、
もう処分しようか…と思うのだが、
読み返すと面白くて、どうしても手放せなかった。


今回手放そうと思ったのは

処分を決めたことに大きな理由はない。
ただ、読んだものすべての内容を覚えている必要はないのだと、
当たり前のことに気づいたのが、きっかけだったと思う。

思いつめがちな性格の私は、
好きな漫画や小説は、細かく覚えていないと、
作品愛を証明できないと思い込んでいた。
しかし、内容を忘れたとしても、
作品を読んで感じた感動や楽しさは、
心のどこかに残っていて、確実に自分を形成していると、
最近思えるようになった。

もう、手元になくても大丈夫だ。
そう思い、最後の思い出に、このnoteを書いている。

今回手放す作品


「シンジ」

少しだけあらすじと感想。



ナニワ英雄伝説 赤マルジャンプ1998SUMMER 掲載

あらすじ
人並はずれて喧嘩が強い、友次と良。
溺れた子供を助けるために川に飛び込んだところ、
1998年から2066年にタイムスリップしてしまった。
2066年の大阪はひどく荒廃しており、
徒党を組んだ若者が暴れまわっている。
そんな中、”正義”を通している姉弟に出会い……

感想
友次と良が小学校からの友達同士で、王道のバディもの。
ちょっと乱暴なヒーローたち、めちゃくちゃかっこいいです。


シンジ 赤マルジャンプ1998WINTER 掲載

あらすじ
伝説の不良、シンジに憧れ同じ高校に入学した坂本。
しかしシンジは、喧嘩はやめたと言う。
憧れの男が腑抜けてしまったと思い、坂本は落胆する。
そんな中、坂本の妹が、シンジに恨みを持つ男にさらわれてしまい……

感想
こちらは少し恋愛要素あり。
シンジの仲間3人が、個性強くて好きです。
もうちょっとドタバタ劇の続きが見たいな!と思える作品。


さいごに

この記事を読んで、
「私も好きだった!」と、ちょっとニヤリとしていただけたりしたら、
これほどうれしいことはありません。

私の感傷にお付き合いいただきありがとうございました。

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