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自分の力で動くためにできること。 ベッドがないと家では療養できない? 家の環境による対応策

〈どんなことに悩んで解決してきたか〉その2


病院には当たり前にあるベッド。
家では布団に寝ている方や、
家にあるのは家具調ベットという方は多いと思います。
年齢が高くなったり、病気の期間が長くなると、
筋力が落ちて、布団や家具調ベットで起き上がりが難しくなります。
介護する家族が手伝おうとすると腰痛などを起こしてしまいます。


在宅(家)では介護度や病状によってレンタルできますが、
スペース的に置けない家もあります。

例えば2階が寝室の家は多いです。
1階が店舗などで置けない家も。
2LDKに3世帯というお宅も。

動けなくなる時間がたった一晩でも、
褥瘡(寝だこ)や関節の痛みが出ます。
ところが、その日は突然やってきます。
必要になったら数日中に搬入してもらえる。
つまり、タイムリーに福祉用具が使えるようにしておくことが、
痛いところを増やさないことになります。

相談できるケアマネとつながることで解決します。
訪問看護を動けるうちに使い始めれば、病状がわかる看護師から
ケアマネに伝えてもらうこともできます。

実際には、2階が寝室の方は、昼間に横になる場所も作ろうと
1階の客間に介護ベッドを置きました。

1階が店舗の方は、階段の昇り降りができなくなったら
2階で生活することを想定して、トイレはポータブルトイレ、
お風呂は訪問入浴にお願いすることにしました。

大家族の方はベッドを置くことは難しくて、
エアーマットだけをレンタルしました。


ベッドやマットは、使えば断然快適な環境になります。
在宅(家)ではベッドもマットもたくさんの種類から、
合ったものを選択できます。
お試し利用や、種類を変更することもできます。

病院では横になれなかった方が、
家に帰ってエアーマットにしたら寝られるようになり、
痛み止めの量が減ることがあります。

介護ベッドは、頭側や足側が上がります。
この機能で、自分の動きたいタイミングで動く手助けをしてくれます。
自分の力で動けることは意欲を持ち続けるためにも維持したいですね。

介護する人は、立った時に腰の高さまでベッドを上げると、
余分な力を使わず手当ができます。
介護者が腰痛になること結構あるんです。

道具に頼ることで生活の質が上がります。すごい!

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