![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78003948/rectangle_large_type_2_4d8584e4f77559105880f1db213b2813.png?width=800)
モーション・オフェンスの基本
やっとこのnoteを書こうと思った本題に入ることができました。モーションオフェンスを理解するためには、ハーフコートオフェンスの基本の部分が見えていないと難しいので、まずその話をしました。
その上で、トランジションアタックとの最大の違いであるディフェンス陣形を崩してから攻撃する部分の重要さについて、マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスでの方法(考え方)の違いについても書きました。
それらの話を前提にした上で、今日は対マンツーマンDEFのオフェンスの話がメインになります。
マンツーマンDEFの場合、自分のマークが動くと一線から三線までの役割が変わっていくので、DEF側の目線に立つと、一番嫌なことは三線の仕事でゴールを守っていたらリングから遠いところで自分のマークがボールを持った状態ではないかと思います。一般的にはその状況をロング・クローズアウトが発生する状況と呼びますが、それをどうやって作り出すかがオフボールマンに課せられた仕事になります。
モーションオフェンスの解説でよく使われるダブルギャップを作ってそこから攻めるというのも基本的には同じ話で、二線を担当していたDEFを動かすことで、そこのエリアが空くので、三線のエリアにボールが侵入しやすくなるので、ボールとゴールの両方を守らないといけない状況が生まれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1651895764113-Zl4hIjwNVc.png?width=800)
このダブルギャップは、僕が「ハーフコートオフェンスの基本」で説明するときに使っている攻撃側に有利なエリアというのと同じもの(オフェンス同士で見るか、ディフェンスの位置で見るかの違い)です。
![](https://assets.st-note.com/img/1651896110063-10GNRjYlvg.png?width=800)
まとめると
・DEFが一線~三線を変化させられる状況
・特に三線から急に一線になる(ロングクローズアウト)状況
・ボールマンの横にダブルギャップがある状況
これらを作りながら攻撃するということになります。
その際に重要なのはボールマンから1パスにいる選手は他の選手をアシストする役目をして、2パスにいる選手が次のパスをもらう(1パスのエリアに行く)動きをする動き(それ以上遠い人は基本、他の人を邪魔しないようにステイする)になります。インサイドはちょっと違いがあって、下の図でも1パスとなっていますが、ポストアップにはディフェンスを引き寄せる役割もあるので、ポストアップしてパスが入らなければそこから居なくなるのが仕事になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1651896838221-HW4cHIbRWN.png?width=800)
実際のアクションにこの概念を重ねてみるとこんな感じになります。うちは今、トランジションの最後が4アウトの陣形なので、そこからのスタートにしてあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1651897154355-FugH0Isnsq.png?width=800)
ドライブが発生した場合でも基本形は同じで、先日話をしたダウンスクリーン→ドライブ→パンチアウトのプレーもこの基本的な動きの原則通りの流れになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1651897853168-OfaeEvABpM.png?width=800)
これは5アウトでも基本的に変わりません。
![](https://assets.st-note.com/img/1651898260274-nuUKwxc8VE.png?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?