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2022トランジション~アーリーOFE①

・基本コンセプト

今期のアーリーオフェンスは、通称「マッカビ」と呼ばれるアクションと、ドリブルドライブ・モーション(DDMO)の組み合わせになっています。その切り替えの目安はペイントタッチ(ペイントエリア内にドライブやパスで侵入する)によるDEFの収縮の後、両コーナーやウイングにパスが飛んで、DEFのロング・クローズアウトが発生した時です。

ロング・クローズアウトが発生した場面
ロング・クローズアウトが発生したら、ボールマンは①3Pシュート②カウンタードライブの選択をする。同時にオフボールの選手はボールとのスペーシング(適度な間隔)を確保するために広がる。

・マッカビ・アクション

マッカビ・アクションとは2ガードポジションにセンターが居る3メンサイドからのドリブルハンドオフ(DHO)プレイの1つで、ウイング(45度)に居る選手がカットしてDHOのスペースを空けるのが特徴です。

マッカビ・アクション
(左上) 2ガード(#5)とコーナー(#3)と45度(#2)の3メンサイドからスタート。#2が逆サイドにカットすることでスペースを空ける。(右上) 2メンサイドからドリブルハンドオフ(DHO)もしくはピック&ロールで攻める。ローポストに居た#4は逆サイドの2ガードポジションまで上がる。(左下) もし、最初のアタックでシュートまで行けなかったら2ガードポジションまでボールを戻す。(右下) 最初の形と左右逆になっているので、同じ攻撃を繰り返せる。

そのアクションの中で、ペイントタッチが行われた後にキックアウトパスが外に飛んだら、そこからはDDMOへと移行します。

今、練習しているトランジションメニューは、これらの形へと繋がるという意識を持ってもらいたいと思います。そこがイメージできないと「1つ1つの動きを一生懸命に覚える」ことになってしまいます。それでは試合の時に使える動きになりません。チームオフェンスは5人が機能的に動かないと効果は半減…どころか無意味にもなってしまいます。

続きます。


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