Pocketの、2020年、Techテーマ・トップ3

Webで見つけた記事やコンテンツをクリップし、後日、確認したり整理する為にPocketを使っている。Pocketは、ユーザーがクリップした情報などをもとに、おすすめのコンテンツを紹介してくれるのだが、毎年、一年で最も読まれた記事など、いくつかのテーマでコンテンツを総括している。

今回はTechを紹介する。

1つ目は、GQ誌の"The Conscience of Silicon Valley."
Tech oracle Jaron Lanier warned us all about the evils of social media. Too few of us listened. Now, in the most chaotic of moments, his fears—and his bighearted solutions—are more urgent than ever.

そこにいたのは、ジャロン・ラニアと私の二人であった。パソコンの画面に映る仮想空間の中に、私たち二人は並んでいた。そこは、会議室のようでもあり、映画館のようでもあった。我々は陪審員にもなれたかもしれない。私は彼の頭をなでることができた。また、概ね、その感触がわかった。

"今、あなたが発見したように、少しだけですが、手を差し伸べ交流することができます。 共有空間にも質があります。"とラニアは言った。

彼は、自宅にいた。そこは、カリフォルニア州バークレーにある、街の丘の上、湾を見下ろす場所にあった。一方、私はロサンゼルスにいた。5分前まで、我々は別々のビデオ・チャット・ウィンドウにいた。眠ろうとする際の、お互いを見返すような間抜けな顔が、そこにはあった。それから彼がボタンを押すと、どうだろう。今、われわれは同じ空間にいる。

2つ目は、Discover誌の"The Quantum Internet Will Blow Your Mind. Here’s What It Will Look Like." The next generation of the Internet will rely on revolutionary new tech — allowing for unhackable networks and information that travels faster than the speed of light.

"量子のエデンの園 "と呼んでください。

ニューヨーク市から東に50マイルほど離れたブルックヘブン国立研究所のキャンパスにいる、エデン・フィゲロア氏は、量子インターネットの種を蒔いている世界の先駆者の一人である。それは、膨大な量のデータを長距離にわたって送信することができ、現在のインターネットよりも速いだけでなく、光速よりも速い速度で機能する。

フィゲロア(メキシコ出身、ストニーブルック大学の准教授)は、ブルックヘブン国立研究所にある光あふれるカフェテリアに座っている。彼は、肩の高さほどある黒髪のポニーテールを、その束縛から解放しようとしている。そして、彼は、量子インターネットがどのように機能するかを説明しようとしている。

彼は、プラスチック製のコーヒーカップの蓋を2つ、そして、ソルト・シェイカー、ペッパー・シェイカーと水の入った小さなカップを手に取り、ランチ・テーブルの上でトランプを持ったマジシャンのように動かし始めた。

3つ目は、JEZEBELの"The Spooky, Loosely Regulated World of Online Therapy."

"Better Help"を使い治療する。それは、過去数年間で生まれた最も顕著な "治療オンデマンド "アプリの一つである。多かれ少なかれ、それは簡単であるということがポイントとなっている。

"いつでも、そして、どこからでも、セラピストにメッセージを送付できる。" 同社は、オンラインで治療を提供している多くの企業と同様に、メンタル・ヘルス・サービスにシームレスにアクセスする手段としてサービスを推進している。週40ドル以下で、加入者はライセンスを持ったカウンセラーにテキストを送ったり、電話をかけたり、ビデオチャットができる。

同社の創業者は、Better Helpの重要な使命の一つは、"メンタル・ヘルスは恥ずかしいことではない"ということを当たり前にすることだと言う。その目的のために、NBAプレーヤーのKevin Loveや、やや物議を醸しているYouTuber達と提携し、うつ病に関するスポンサー付きコンテンツを作成している。また、昨年末には、ダブステップ(dubstep)界の著名人であるBassnectar氏が、自身のファンに対して「Better Help」の無料購読1,000アカウント分を寄付した。

他にも未だ、Culture、Racial Justice、Making History、Science、といったカテゴリーが残っている。さて、来年(2021)はどんな記事が読まれるのだろうか。


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