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ダービーを終えて…ファミリーは切り捨てか?銭取りよるパーク淀への苦言

こんばんは。保育所見学や毎朝のミルクこぼし子(我が子、♀6カ月、7.5キロ)の散歩やらに追われているうちに1日3投稿諦めました。あきらめの速さが売りです。今回の記事の写真はおいおい暇な時につけます。画像つけました。

今回はタイトルにある通り、長きにわたる工事を終えリニューアルオープンした京都競馬場。通称”銭取りよるパーク”…ではなくてセレテニアルパークについての話です。
日本ダービーについてはもう思い返すのも嫌なので、来年度のPOGに全力を尽くすとして、前段としてオークスのリバティアイランドの鞍上、川田将雅騎手をめぐる一幕について触れておきます。

これ自体にとやかく言いませんが、ファンに観戦マナーを守るように伝えるのは勇気がいることでもありますし、これに従った競馬ファンも素晴らしいと思います。ただ、JRAに対しては現場の騎手に言わせるんかいということに加えて、ファンにあれこれ言う前にお前らちゃんとやることやってから言えよと、苦言を呈したいのが以下の内容になります。

数万人来場も授乳室1室、おむつ替えも…

改装中から奥さんと子供出来たら行こうかと楽しみにしていた淀のリニューアルオープン。5カ月になった我が子とともに、5月半ばに2週連続で行ってまいりました。
きれいなスタンドに雨でも見やすいパドック、エレベーターも新スタンドにはついていて、もともと隣に屋外遊園もあり競馬場でも随一の家族で楽しめるはずの施設…のはずが家族連れにはかなり面倒なのです(特に晴れた暑い日)。
リニューアルで大混雑するなか、授乳室は改修前のステーションサイド側に一部屋しかない
当然この授乳室(キッズルームと呼ばれている)は大混雑の上、授乳室は2部屋のみ、おむつ替えスペースは男性用も一応あるのですが、スタッフの「男性もこんなに使うんですね」的な発言もぽろっと聞こえて、明らかに設備不足が露呈していました。
ちなみに女性用のトイレにはおむつ替えスペースが各地にあるのですが、男性用はここだけです。時代遅れのJRAの役人らしい発想が滲み出ています。
で、まあ男性用少ないし、狭いので奥さんにやってもらうのがベストだろうという所までは理解していたのですが、調湯はできるものの、「キッズルーム内では飲食禁止です」と言われます。
競馬場おなじみの屋内のベンチがおっちゃんが新聞で余分に席取りしてうまっていて、外は炎天下。指定席はエレベーターが新スタンドについたとはいえ、毎回指定席とってこども担いで1階にあるキッズルームまで上り下り繰り返すことになるので、正直面倒すぎるしコスパ悪すぎる。
子育てしにくい田舎では「授乳は絶対母乳」という発想(なのかどうかは不明)で授乳室にミルクの設備がないケースがありますが、JRAの授乳室は設備はあれど発想がこうした田舎と同じなんでしょうかね。
メインレース前にミルクの場所探しに追われることになりました…
で、改修済みのスタンドはファミリー向けの施設は特にない一方でUMAJOスポットが新設されているのが余計に怒りを増幅させました。まあ各地にあるんだけれども。
このスポットに親子も一部いますが(赤ちゃんもいて可愛かった)、そもそも男子禁制ですので、夫婦と子供で行楽地にきているのに、夫だけ放置して奥さんと娘だけというのも難しく、多くは女性同士で利用するスペース。1ドリンクサービスまでついてUMAJO集めダーということなのでしょうけれど、正直淀の来場者層も加味した必要性からすればファミリー層向けの授乳スペースの確保の方が先決だろとあきれてしまいました。


で…UMAJO戦略意味あるの?

あと、僕はそもそも女性は財布の紐固くて増やしても売り上げに直結しないという認識が平成の年間で定着したものだとばかり思っていました。
実際JRAはバブル崩壊後延々と女性ファン獲得のために薄っぺらい女性来場客の獲得戦略をしていましたからね。おじさんが考える若い独身女性ファン開拓に偏りすぎている感が否めなかった。タレント濫用CMもついこの間までやってたし…何とかホリデーとか言って競馬ファンから「いつになったらこいつら競馬の知識覚えるんや」と失笑を買っていましたよね(苦笑)

ただJRAのUMAJO戦略についての経緯は、このあたりの好意的報道を参考に

すると、まあ昔のおじさん発想とは異なるという話らしく、確かに女性の来場者そのものは増加傾向になりました。
とはいえ、そもそも女性の来場者数が増えたところで、明確に売り上げの向上にはどれだけつながっているのでしょうか。
基本的に女性の推し活市場というのは男性よりも魅力的で某アニメショップでいえば、6:4で女性がグッズを買うといい、最近は7:3という説もあります。
推し活的に競馬に参入してもらうという点では有効な手段なのかもしれませんが、グッズ買うくらいでは競馬は大きな金になりません。応援馬券なんて売上の中では雀の涙もいいところです。馬券購入の中心はアレなおじさんとかガチ勢課金オタクおじさんとギャンブラーおじさんが支えています。
コンテンツにおいて「好きの証明が課金」であるとすれば、女性だけに特化した戦略のメリットはわかりません。根拠を示してほしいです。男性だけとか、男女、ファミリーを圧迫してまでやる意味があるのかという疑問がいまだに残っています。
競馬場楽しい、女性も快適~みたいな頭の悪いPRより競馬の奥深さ、かっこよさ、はかなさに焦点あてた方がいいでしょうよ。

平成30年度から令和元年の変遷とか見てもらうとわかるのですが、男性と女性の来場の減少率がほぼ変わらないんですよね。結局、女性だけ増やそうとしてもかなり底が見えていて男性と一緒に来る女性、ファミリーなりカップルなりが主要な層で男性につられて増減するということなんですよ。そもそも昨今の競馬の売り上げ増はネット解禁やウマ娘ブームなど男性を中心に「オタク精神のある人がのめりこみやすくなった」ことの方が主要因です。

このあたりは、

この記事がわかりやすいかなと思います。

で、本題に戻りますが…
独身期に競馬に金つぎ込んでたけど、奥さんに財布の紐握られる若年~中年層に対して奥さんも競馬に理解をしてもらい金使ってもらえるための育児スペースでもあるわけで。UMAJOスペースとか正直その次であって、整備進める順番が逆なんですよ。
淀のステーションサイドの改修に当たりエレベーターだけでなくキッズスペースの充実、ミルクをあげるスペースの充実、男性にもおむつ替えしやすい環境の整備は本当に不可欠だと思いますね。頼むよ、JRA。
同じ芸能人起用CMでも今のHEROは競馬の魅力を伝えているなと感じる部分も多く、2008~9年ごろの良いCM(これが実はウマ娘人気の下地になったのではとも個人的には思っているドンピシャ世代)に近い思想を感じていますからね。

とにかく、奥さんも我が子も楽しめる競馬場にしてください、オナシャス!!




…というわけで、まあ淀大好きなのですが、この春淀で散財しすぎまして。
それへの恨みつらみをここに書いているつもりは、うん、まあ、恨み節全開でした~さようなら~笑



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