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創作キャラとアプリゲームの大地を駆け抜ける:『流転のグリマルシェ』体験記

この記事は、表題の件について「ちょっと気になるけど始め方が分からない」「実際どんなものか知りたい」と思っている創作好きの方に向けたゲームスタート~1章終了までの体験記です。

創作キャラの登場するゲームへの憧れは尽きぬものです。私は本気でゲームを外注したくなり、必要な諸経費の金額に気が動転して昼食代で宝くじを買っていたことがあります。”破滅の擬人化”じゃん。


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ということで、創作キャラをゲームに登場させられるアプリ
流転のグリマルシェ』で遊んでみました。

2/27日昼まで新規登録キャンペーン中でした。
都合が良すぎます。

以下、体験記になります。恐ろしいことにPR記事でも何でもないため、推敲の時間を使って『デカ尾芭蕉』になり『デカい細道』を詠んでいました。調査不足による間違いがあった場合、引用ツイートで教えていただければ幸いです。

デカ池や 蛙飛び込む デカい音


▽『流転のグリマルシェ』について

※公式サイトに載っている情報しか書けない性質上『いかがでしたかブログ』の香りを抑えきれないため、200文字にまとめました。詳しい紹介は以下のリンクを参照して下さい。

Twitter  : https://twitter.com/gurimaruche
公式サイト: https://gurimaruche.stage.jp/

キャラクターの画像やセリフ、スキルを組み替えてバトルに参加させることができる『キャラクタークリエイトRPG』です。『世界樹の迷宮』などキャラクタークリエイトが可能なRPGは他にも存在しますが、最大の違いは「自作画像が利用できるアプリ」という点でしょう。

また、キャラクターアイコンでのチャットも用意されており『定期更新ゲーム』に参加したことのある方であればそれのアプリ版といった認識で間違いありません。

有志の攻略wikiの『キャラビルド考察』ページが既に35000文字あり熱量の高さが伺えました。


▽ゲーム開始前に準備すべきもの

・1000px × 1000pxのキャラクター画像
・キャラクターの戦闘の方向性の設定(物理アタッカー、ヒーラーetc...)

詳細は後述しますが、上記2点はゲームをダウンロードする前に準備しておくべきと感じました。キャラクター画像作成時は、公式サイトで配布されているテンプレートの利用を推奨します。(自分でイラストを用意できない方向けにアバター作成機能が付いているため、画像が用意できない場合もゲームを遊ぶことが可能です)

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▼ ①起動~ステータス設定

事前に友人と共に、ふんわりとしたキャラクター設定・1000×1000pxの画像を作成しました。画像は端末に入れておく必要があるため、自前のiPhoneに画像を移し準備万端です。
なお、キャラクターは容姿・性格共に診断メーカーを利用した結果「ドブ川の色の目を持つ赤髪の男で、狂気を感じる性格。昔亡くした恋人に想いを馳せ、感情を失くした」人になりました。0からのスタートです。

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起動後、早速一周年絵が出迎えてくれました。データ引継ぎを差し出してくれている赤髪の女性が主人公でしょうか。

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数タップの後、冒険者登録ということでお待ちかねのキャラ作成に入りました。イラストを用意してきたので、「自分のイラストから選択」をタップします。一見10MBなど超えようもない数値に見えますが、端末で撮った写真をそのまま登録するととんでもない容量になってしまうようです。アナログ派の方は注意してください。

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ライブラリから画像選択後、拡大縮小やドラッグでキャライメージとバトルイメージを設定できます。

”!?”

何度戻ってみても同じ画像しか選択させてもらえません。事前調査ではキャライメージとそれ以外とで違う画像を使っている方を確かに見かけたので、からくりを探ってみます。

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ありました。公式サイトで配布しているテンプレートを見るに、1000×1000いっぱいに絵を描くのではなく、アイコン用・カットイン用等々バラバラの絵を描いてカット位置や拡大率を調整することで異なる絵を表示することができるようです。ワザップみたいな正攻法出ちゃった。また、理由は後述しますがキャライメージは全身ではなく顔周りを中心に収めておくと良いです。

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当時はテンプレートの存在を認識していなかったため、疑問符を浮かべながら次に進みました。キャラクター名設定とステータス振りの時間です。キャラクター名はゲームからいただいて『シルマ』にしました。おこがましいわ。一方でステータスについては特に役割を決めていなかったこともあり、振れるステータスをざっと眺めてしばらく考えました。

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振れるステータスは上図の12種類です。この中でパッと見て何に関連するものか分かりにくいのは『存在』(存在感)でしょうか。ポイントを振ることでHATE(狙われ率)を上げることができる壁役向けのステータスです。

振り分けポイントを10ポイント持っていますが、「1ポイント振る=ステータスが1上がる」ではありません。命中や回避は2ポイント振って1%上がる程度ですが、筋力や魔力やHPはモリモリ上がります。序盤恩恵が大きそうなのはこのモリモリ上がるステータスですが、振り直しは有料アイテムが必要になるため慎重に振りましょう。

個人的にはここでHPに1~2振るのを推奨したいのですが、Lv60超えでMHP100の方もいらっしゃったので勿論必須ではないです。ただ、敵の行動に必中攻撃が存在するようですので、他に壁役を用意するつもりの方はともかくとして、特に回避壁を目指す方は必中攻撃の存在とどれだけ回避に振っても回避率100%にはならない現状の仕様を頭の片隅に入れた状態でステータスを振ると後悔が少なく済むかと思いました。

筆者は1ポイント以外全て筋力に振りました。腕力に対する憧れが強いためです。

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1章エリア3の敵に友人のキャラクターが叩き斬られた時の画像です。
序盤の敵に2回殴られただけなのに・・・!
MSPはステータスを上げていくと順当に上がるのに対して、MHPはHPにステータスポイントを振らないと上がりません。


▼ ②初戦~フォロー

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ギルドマスターに歓迎されつつ、塔の頂上まで行って何か持ち帰ってきたら冒険者として認めてもらえることになりました。ここで初戦闘です。まだ誰もフォローしていないので、『+』タップ後『おまかせ』タブからメンバーを選出します。

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友人に協力してもらい友人のキャラと私のキャラで1章終了まで通す予定だったのですが、戦闘は4人PT固定でした。画像を加工しているので見づらいかと思いますがご了承ください。

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『出発』ボタンタップ後は自動で戦闘が進みます。スキルを持たぬ者は裸一貫ステゴロバトルを強いられますが、ほとんどのソシャゲと同じく連れ出した他のメンバーは能力値の減衰がない状態で参戦するので、同レベル帯のキャラクターやアタッカー以外を意識して選択しない限り序盤の戦闘は一瞬で終了します。戦闘スピードは右上のアイコンで1~5倍速が選択できました。5倍速が選択できるのはとてもありがたいですね。

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ホームに戻ると、ささやかながら空間断絶が発生していました。▽ゲーム開始前に準備すべきものにも書きましたが、こういった点からも公式が配布しているテンプレートを利用することを推奨しています。また、『メニュー』→『キャラ画像の変更』→『アイコン画像の調整』からホームに表示されている画像を調整できます。どうやら、ホーム画像=キャライメージ=アイコン画像のようでした。このままではアイコンとして表示された時に何が何だかわからないので、再調整します。

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ビリリダマの鳴き声くらいガッビガビになりました。

それから、冒険に出る前に『フォロー』の数字をタップしてキャラクターのフォローに行きました。協力してくれたしてくれた友人が先にフォローしてくれていたので、フォローボタンから念願のフォローを行います。フォロー内からランダムにですが、このキャラクターが『フォロー』タブに表示されるようになったため、ぐっと連れ出しやすくなりました。

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綺麗

現状、フォロー・フォロワー以外のキャラクターを探すには名前かタグで検索する他ないようです。(実はスキル検索もあるようですが、始めたてで利用することはまず無いと思います)右下にある『検索』ボタンから検索ページに遷移できます。Twitterの『#流転のグリマルシェ_CS』というハッシュタグに色んな方が画像を投稿しているので、そこで気になった方の名前を控えておいて検索・フォローしましょう。


▼ ③プロフィール更新〜ガイド確認

勇んで戦闘に出る前にもう一つやっておくといいことがあります。プロフィールの更新です。ホームにある『メニュー』ボタンから下図のメニューが表示できました。

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そうです。このままではこのキャラクターは出撃メンバー選択一覧画面で「よろしくおねがいします!」と言ってしまいます。

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診断メーカー純度100%のプロフィールとの温度差でグッピーが眉間を押さえています。可哀想なので、メンヘラの煮こごりのような簡易紹介文をつけてやりました。表示される場所が場所なので、キャラクターのセリフにしている方と、戦闘スタイルの説明にしている方とが半々ぐらいですね。

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友人のキャラクターも、しばらくは気さくな挨拶を交わしていました。

また、ホームのアイコン画像をタップするとキャラクターのステータスとタグが確認できます。タグは付け替えが可能なので、自分のキャラに合ったタグをつけてあげましょう。

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ついでに、『ステータスふり』から次の戦闘に出る前にステータスを振って行きましょう。初回のステータス振りこそこなしたものの、何に振ればいいか悩みすぎて先に進めそうにないという方は『ギルド』→『初心者ガイド』に『ヒーラー』『アタッカー』『タンク』と役割ごとに目指すべきスキルやステータスが載っていますので、参考にしてください。初心者ガイドの『はじめに』以下の見出しが全部ビルドについての指南というのも面白いですね。物理アタッカーの方がほぼ全員使っていた『血路』というスキルはどこに眠っているのか気になります。


▼ ④チャット・ショップ確認

筆者自身はロールが壊滅的に下手なので普段全くと言っていいほどロールをしない人間なのですが、気になる方も多いかと思うのでチャットを覗いてみました。

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ディスコードでのみ、
『狂ったファンの女に捕らわれた櫻井翔くん』のロールをします。

ホーム右下の『トーク』をタップすると、左の画面が出てきます。全体ルームと個別ルームがありました。個別ルームはチケット購入制&時間制限ありのようです。

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詳細を確認すると、「毎朝10:00に最新の1500件を残して古い投稿は削除されます」とのこと。全体ルーム・個別ルームどちらでもロールガチ勢の方はトークのスクショを残す癖をつけた方がよさそうですね。

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『全体トーク』に入室すると、こんな感じのチャット形式の画面が。アイコンが左にあり、あとは右側にセリフが。パッと見ただけでも、レス機能とダイス機能、発言者変更機能はありそうです。ただ、発言ごとにアイコン変更をしている方は見当たりません。調べてみたところ、アイコンはキャライメージに登録した1種類しか利用できないようです。


ところで先ほど触れた個別ルームですが、実はスタート開始時点でチケットを2枚所持していました。冒頭で貰っていたようです。ついでなので、ショップでの価格を見ておきましょう。

新規登録キャンペーンで貰えるもの:
 ・エーテル 10000
 ・経験値アップチケット ×2
 ・アイテムドロップupチケット ×2
 ・70STスタミナ回復ドリンク ×3 
 ・バトルスキップチケット ×20

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エーテルは破格で売りだされているように見えますが、『市場』にて★4の素材が3万~13万エーテルくらいで買えるようなので大分消費が激しそうです。冒頭の所持エーテルが1000、初回戦闘報酬が10であることを考えるとキャンペーンで貰った10000エーテルは最序盤の足しにはなりそうですね。

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エーテルで買い物ができる『市場』


ついでに、アイテムはショップ画面で使えることに気が付きました。ちょっとわかりにくいですね。持っているのは経験値アップチケット、アイテムドロップupチケット。経験値アップアイテムはキャラクターが大分育ってから使うのが定石ですが、Lv49以下なら効果が倍増するとのことで経験値効率の高いクエストに序盤から挑戦可能であれば、スタミナが使っても使っても溢れ出る今の時期に使ってもいいかもしれません。有識者の方のコメントを待ちます。
→[02/18]有識者の方からコメントいただけました。なんと経験値アップチケットの効果は修練場にも乗るそうです。修練場については後述しますが、そことの兼ね合いがあるのでLv40を超えてからの利用がオススメです。

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個別ルームチケットが出てきました。5枚で370円なら、気兼ねなく使ってよさそうですね。ルームの有効期限は10日で、置きレス勢的には気になるところでしょうか。
一番気になるのが『キャラ枠+1』です。知らなかった。20枠まで増やせるということは、自分のキャラだけでPTを組んでスキルを入れ替えながら難所を抜けるという遊び方も可能ということで、人見知りの方には朗報です。


▼ ⑤スキル生成~1章終了

ここはキッザニアではないため、いつまでもステゴロではいられません。ちらと見えた素材のドロップ率表示から何か強いドブ沼の臭気を感じつつ、初期から所持していたレシピの中から『ドレイン』を作ってみました。

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スキル作成にはエーテルとスキルごとに指定されたアイテムが必要です。葉っぱくらいまとめて100枚は採ってこい、そういった考えの冒険者が生態系を破壊します。
生成後は『スキルのセット』画面から生成したスキルをセットして、いざ出陣。

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確かゴーレムを倒したのですが、"無"の記念写真しか残っていなかったので正直に貼りました。ステータスを少し伸ばしたこともありますが、ドレインは通常攻撃の3倍ほどのダメージが出ていました。加えて与ダメージの20%自分を回復していたので、もうしばらくはこのスキル1本で戦えそうです。

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ついでに、プレゼントボックスに届いた修練チケットで修練しました。『ギルド』ページから画像左の画面に飛べます。
1章エリア4までのクエストを回って36EXPしか貰えなかったにも拘らず、急に10000EXPをぶつけられました。お前んちEXP感覚どうかしてるよ!

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2章の推奨レベルがLv12~になっているので、地道なレベリングをスキップさせてもらったということでしょう。お前んち"EXP育ち"の良さが所作から滲み出てんな。
→[02/18]有識者の方から、修練チケットで得た経験値によるレベルアップではスタミナ回復が発生しないので、スタミナを無駄にしたくない方はLv40台から使うと良いとのコメントをいただきました。ありがとうございます!目先の力に踊らされてスタミナを取りこぼすオタクが、1匹・・・


ということで、1章を攻略し終えました。現在バレンタインイベント中だったのでいくらか周回してみましたが、イベントアイテムで交換できる『ふくびきチケット』がかなり有用です。『ふくびきチケット』1枚で1回引けるふくびきから『古龍の鎖骨』を引いたのですが、市場で132000エーテルの値が付けられていました。所持エーテルじゃ尾骶骨も買えない。イベントの素材効率が良いのはソシャゲと同じですね。2マップ目も難なく戦えたので、メインを少し進めたらすぐイベント周回に入れます。
高レベルのアタッカーの方は普段は1~3行動程度自己バフか敵デバフを使っていますが、イベント向けに1ターン目に攻撃を撃つよう変更しておいてくれている方がいらっしゃるので、見かけたらフォローしておくとイベント周回のみならずメインストーリーの進行を効率化できますね。


▽おわり

流石に画像が多くなってきたので、体験記はここで終了と相成ります。

現在レベル32まで育ててみましたが、スキルやグリモアのシステムは一定の多様性が保たれており当初の印象よりも奥深く魅力的に感じました。
一方でアイコンやカットインが1種類しか登録しておけない点、戦闘ログ一覧が重すぎて結構な確率でエラーを吐く点など、戦闘以外の面にまだまだ改善の余地がある印象です。

『流転のグリマルシェ』は2020年1月17日に一周年を迎えたばかりです。今後どんな進化を遂げるのか、期待を込めて記事を書いてみました。
創作クラスタの皆さんは、この機会に『流転のグリマルシェ』を始めて、自分のキャラクターが活躍する姿を楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事に登場した『シルマ』『アラキラクナ』はアタッカーなので、序盤連れ出す人間に困ったらPTに入れてあげてください。『シルマ』の方は頑なにドレインしかしないので、アンクルウェイトとして使えます。

それでは、閲覧ありがとうございました。


この記事を読んでゲームを始めてくださった方が書かれた記事です。より実用的な記事になっていますので、是非!  https://t.co/mHQ7iMOZMr



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