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推しを訪ねて三千里。

推しグループが活動半ばにして解散した。
推し2号との出会いから別れまでは、まさに
ぶっ飛んでいた。

推し1号山田涼介の所属グループ、Hey!Say!JUMPのデビュー10周年を最高に幸せな形で祝い、
「もうJUMPしか愛せないかも」
こんな言葉を他人に漏らしていた2018年冬。
5年もの時間をかけて好きを積み上げた推しへの気持ちが遠のくのは一瞬であった。
推し切った
こんな感情が芽生えてしまった。
グループの変革期からオタクを始め10年目を最高な形で迎えた時、自分がオタクを続け、応援し続ける意義を見いだせなくなってしまったのだ。まるで、ひな鳥が親元を離れていく瞬間を味わったような気持ち。
ワロタ。何だそれ。
超利己的自己解決型オタクには自分でもうんざりしてしまうが、ここでひとまず
NO RYOSUKE NO LIFE!
の時代に区切りをつけたのだった。

新しい推しとの出会いが別れを埋める。そう考えアンテナを張っては見たものの、5年推した、身長以外に欠点の見つからない最高級の推しに変わる逸材はなかなか現れなかった。

伊達にオタクをやって来たわけでは無い。こういう時の発想の転換はピカイチだ。国内でダメなら海外に飛べ。
(ん?発想の転換どうなってるん?)
そこでついに、
KPOP の世界へ足を踏み入れることを決意したのだった。
心におじさんが住み着いたキモオタ、元々可愛い女の子👧🏻は日本韓国問わず目をつけていた。元48Gオタなこともあり、PRODUCE48という韓国の番組を見ていたことが推しと自分を結びつけるきっかけとなった。
PRODUCE X 101。
ここ最近のKPOP業界を良い意味でも悪い意味でもかなり沸かせたシリーズ4作目の番組だ。
通称「プデュ」。過去には I.O.I、Wanna One、IZ*ONEといったグループを生み出し、期間限定の活動ながら音楽史に残る成績を残している。2019年の夏はボーイズグループ誕生をかけたサバイバルとなった。
そして、アイドルオタクがこの番組に沸く理由は「オタクがプロデューサー」これに尽きる。
この番組のコンセプトは「あなたの推しメンに投票せよ!」である。なんとも胡散臭く、事実臭かったわけだがそれはさておき、名目上はオタクの投票によってアイドルグループとしてデビューできるメンバーが決まるのだ。
オタクのことを国民プロデューサー様と慕い、デビューを賭けて必死に魅力をアピールしてくれる練習生たち。

"人生でこんなにもオタクに光が当たることがあっていいものか。" ____キモオタク(2019)


韓国版では出演者の練習生のほとんどが事務所所属であり、ここだけの話、スキルの高いサバイバル(ここだけの話)(比較対象は言ってない)を見ることが出来る。

長い番組の説明はこの辺りにして、プデュ48に続き、新たな推しハンティングの一環として、KPOPボーイズへの知識もない&興味もあまりわかない状態でこの番組を見始めた。

えぇ〜韓国の男子ぃ?化粧濃いしヒョロヒョロしてなぃ〜?やっぱジャニーズが1番だよぉ!世界はジャニーズ!!!!!バンザイ!

こんなゴリゴリの固定観念を持っていた自分を殴り飛ばしたかった。
定番のフレーズ、「左からイケメン、イケメン、ひとつ飛ばさずイケメン、イケメン。」のまさに具現化。
ちゃんと沼にハマってくれなきゃこの先話が進まないわけであるが、オタク、期待を裏切らない。まんまと番組にハマってしまった。
しかし、ここで1つ障害が生じた。
ハングルが読めない。
ゼッケンに書かれた推しの名前を読めない苦痛を味わったことがあるだろうか。うわっ!この子好き!」そう思った彼の名前が象形文字のようだった苦痛を。ㅇㄷㅁㄱ
仕方が無いのでひとまず、イケメンセンサーに引っかかった練習生を特徴で暗記する策をとることに。
例えば。

こんなに分かりやすく産まれてくれてありがとう。愛称は「股下」で確定です。
101人もいる練習生を放送を見ながらTinderの如く(使ったことはないょ🤷‍♀️) Yes No振り分けていく中でついに出会ったのだ。

つっつっっっつ…………ウォォォォォォォオオオオオオオ何だこのイケメン!!!!!!まさに文句無しのイケメン顔面国宝ビジュ!!!!!!Eラインえぐない!?!?お鼻滑り台やん!?!?何これ?好きが止まらんのだが?????

この写真を見た時、自分の将来が見えた。本気で推す人生が。
推しと倦怠期になってから(は?)1年、
ついに、
ついに出会ったぞ!!!!!!!!!!!!
TOP MEDIA所属 김우석 というアイドルに


まるで韓ドラの最後のような歯切れの悪さだが、ここからの話を語るとあまりにも尺が長すぎるのでまた次回、新たなすきぴ🥺の魅力を語るところから始めようと思う。