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なでしこジャパンが金沢で躍動!~石川県サッカーの新たな扉が開いた日~

なでしこジャパンvsガーナ女子代表(2024年7月13日 金沢ゴーゴーカレースタジアム)MS&ADカップ2024(能登半島地震復興支援マッチ がんばろう能登)。石川県で初めて開催されたサッカー日本代表の国際マッチを取材。そこには「石川県サッカー初の景色」があった。


■新たな扉が開いた瞬間!

 2024年7月13日、石川県で初めてのサッカー日本代表戦が開催された。なでしこジャパンVSガーナ女子代表。試合会場となった金沢ゴーゴーカレースタジアムには石川県サッカーにとって初の景色が広がっていた。
・日本代表戦初開催(国際試合&全国中継)
・新デザイン代表ユニフォーム初着用
・VARシステム適用初試合
 なでしこジャパンが着用したのはパリ五輪から日本代表が着用する新デザインのユニフォーム。始めて試合で着用され地上波で全国に生中継された。また石川県で開催された試合で始めてVARシステムが適用されるなど「石川サッカー初」が複数実現した記念すべき試合となった。

新ユニフォーム(パリ五輪から日本代表が着用)

■見どころ満載の試合!

 この試合はパリ五輪に向けた国内最後の強化試合。メダルを目指す「なでしこジャパン」にとって重要な意味を持つ試合だった。
 当日スタジアムには9648人の観客が足を運び「なでしこジャパン」を応援。試合前には国歌斉唱、能登半島地震で亡くなられた方への黙祷、パリ五輪に参加するなでしこジャパンチームと日本人審判員3名の壮行式が行われた。
 パリ五輪に向けて重要な意味を持つ試合が石川金沢で開催。スタンドはジャパンブルーに染まり、たくさんのサポータによる声援がスタジアムを包んだ。

■全国からサポータが集結!

 金沢ゴーゴーカレースタジアムには全国から「なでしこジャパンの応援」に駆け付けた多くのサポーターの姿が見られた。
・代表選手を目指すリトルなでしこ
・代表応援はちまきを巻いた少年
・選手の名前を入れた日の丸
・観客席に掲げられたなでしこ横断幕

 この日のスタジアムは日本代表国際マッチ独特の雰囲気で満たされ、石川県サッカー初の景色が広がっていた。

将来の代表選手(リトリなでしこ)
代表はちまきで応援!
選手名が入った日の丸
なでしこ応援団のみなさん

■盛り上がった試合!

 試合は金沢市出身の「北川ひかる選手」が先発出場したこともありキックオフから大きな歓声がスタジアムに広がった。
 試合前半なでしこジャパンはチャンスはあるもののなかなかゴールを決めきることができない。それでも日本が先制点を上げると試合はなでしこペースに。時間が進むにつれて得点を重ね、試合が終われば4ー0でなでしこジャパンが勝利。
 パリ五輪に向けていい雰囲気で試合を終えることができた。

北川ひかる選手(石川県金沢市出身)
なでしこジャパンがゴール!

■エールを交歓!

 試合後は、なでしこジャパンから「能登半島へのエール」が贈られ、スタンドからはパリ五輪に出場する「なでしこジャパンへのエール」が贈られた。
 2024年元日に起きた能登半島地震。その春に開業した金沢ゴーゴーカレースタジアム。悲しい出来事と嬉しい出来事が同時期に進行した中で実現した石川県でのサッカー日本代表戦。
 能登を忘れない!そして前進する気持ちを再確認した「なでしこジャパンVSガーナ女子代表(能登半島地震復興支援マッチ がんばろう能登)」だった。

エールを交歓する なでしこジャパンと観客のみなさん

石川にJクラブが創設され、金沢にサッカー専用スタジアムが完成して、そしてこの日、石川県で初めて開催されたサッカー日本代表戦。能登の復興とパリ五輪でのなでしこジャパンの躍動を胸に盛り上がったこの日は「石川県サッカーの新たな扉が開いた日」となった。(取材/大田 均)

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