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可能性の世界

「パパみて、ねこ❗」
無邪気な笑顔で宣言し、段ボールに頭から突っ込んだ彼は、3歳になる私の長男だ。

彼は、ネイティブな発音で
red、blue、など言える。
彼の両親は、もちろん日本語英語の発音が得意だ。

私は保育園の先生に感謝と敬意を伝えた。
先生は「パパさんが英語得意なんですよね⁉️」
と屈託のない笑顔をこちらに向けてきた。

他にも彼がよく歌って踊っている曲は、私も妻も、保育園の先生も知らない曲であったり、

恐竜館に行けば「デスマトスクス」を知っていたり、テレビで見もしないのにアンパンマンキャラの名前やワンピースのキャラ名を知っていたり、

ウチムラテルヨシ、ムロツヨシ、タナカナオキ、ホシノゲン、という固有名詞を口にしたり、

彼の成長はまさに3日会わざれば刮目しなければ、こちらが追い付けない速度で伸びていく。

彼の情報源は、スマホとYouTube。
直感操作で説明書不要が特徴のスマートフォン。
それを駆使してみるYouTube。
彼は触り始めて、実に2年になる。

僕らの幼少期にも経験があることだろう。
近所の、おっちゃんおばちゃんに、その経験を教えてもらったこと。
お兄ちゃんお姉ちゃんに憧れて、その姿を真似したこと。

彼にとってのそれは、オンラインの世界によって無限に広がっている。
好きなアーティストを見つければ、そのダンスを繰り返しみて、学ぶ。
これはスポーツを学ぶ時でもそうだろう。

僕たちの可能性はまさに無限になった。
そんな時代に突入した。

小さな息子の姿に、そんなことを気づかされる。

そんな、無限の可能性の世界に、どう生きていくのか。
幸いにも学ぶことの可能性もひろがった。
人生は長い。

僕たちは、何をするために生きるのだろう。

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