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上寺山 餘慶寺(よけいじ)の桜祭り

2024年4月4日@岡山県瀬戸内市邑久町
上寺山 餘慶寺の桜祭り

餘慶寺では毎年4月1日から8日、桜祭りが開催される。期間中は境内の桜や山桜を見ながら桜カフェコーナーでお茶を飲めたり、マルシェのグルメが楽しめたりする。「あなただけの千手観音」を描いてくれる、お寺めぐり画家・尾中康宏さんも来場していた。

ここには神仏習合の空気が色濃く残り、お寺の境内に神社や鳥居が存在する。神社とお寺が同居していた江戸時代はまさにこういう在り方が自然だったんだろうとタイムトリップできる場所。
餘慶寺内に6院あり、それぞれに住職がいて、どの住職も親切で温かい。私はここが大好きだ。

桜祭り期間中は、薬師如来や地蔵が公開され、住職の丁寧な説明を聞きながら、直接拝むことができる。

餘慶寺のインスタより

とても大きい。像高180とあるが、もっと大きく感じる。これが一木造りだなんて、すごい。左手には薬壺を持っておられ、右手の薬指はまさに薬をつけようとしており、それにつられて中指や小指も動いている様子が見事に表現されている。(薬をつける指だから薬指という)
平安時代前期作。国指定重要文化財として、岡山県で一番先に指定されたほど、重要な寺宝である。

この薬師如来さんにお会いするのは3回目。1回目は県立博物館、次は寺宝展、そして今回。大きくて存在感と威厳はあるけど威圧感はない。私たちに寄り添ってくださるありがたい存在。 

ご住職が、すごいパワーをお持ちのお地蔵さんとして紹介してくれたのが、こちら。一緒に聞いていた同僚が「M部長だ!」。ほんとだ、M部長だ。われわれ、M部長をリスペクトしているので、ありがたく手を合わせた。

神社の鳥居から見た光景

さくらカフェの和菓子セットをいただいた。
ちゃんとした和菓子なのがうれしい。

抹茶と和菓子
美味しい〜
石川県のお菓子。3つで「山野草」
納豆を手作りしている稀有な存在、経木納豆まめいちさん。いつも声が大きくて元気

開かれた雰囲気があり、仏教はこう‥と、大上段に構えた押し付けがましさがない。なんか、ほっとできる空間。イベントも肩に力が入ってなくて庶民に馴染みやすい気がする。

恩のあるお寺なので宝くじが1万円以上当たったらここに1割寄付しますと心に誓った。買ったけど1万円以下だった‥。
また買ってみたので結果をお楽しみに。

同僚が、尾中さんに千手観音を描いてもらい、狂喜乱舞していた(笑)。
その千手観音がこちら。

龍の背中に乗って、どこまでも高く上昇しましょ

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