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金刀比羅宮、奥社までの1368段。何度来ても素晴らしい参道

2024年6月2日@琴平

大好きなこんぴらさんは、定期的に来たくなる場所。

岡山から琴平は近い。だから琴平に行く時、結構、無計画に動いている。今回も無計画にJRに乗ったのだけれど、この乗り換えが良かったので、これからはこの時間で動こうと思う。
7時22分岡山発、坂出で特急しまんとに乗り換え、9時に琴平着。特急券(450円)は電車内で購入。


9時に到着。

まだ人が少ない
五人百姓
モーニングが食べられるところもあるんだ。この時間に着いたら今度はここで食べようかな(cafe森と山)

9時20分に階段を上り始める。これまでは、その辺のお店に荷物を預けて杖を借りていた。今回は荷物を背負い、杖もなしにしてみる。

100段のところの鳥居(9時25分)
備前焼きの狛犬さん(100段のところ)
備前焼きの狛犬さん
294段目。あと491段って、そのお知らせうれしくないかも。(9時30分)
大門(365段)
五人百姓

この先の鳥居からが御神域。外側から見ても、内側の空気が違うのが分かる。

やっぱりいい空気!

気持ちいい。

祓戸社(9時43分)
火雷社は祓戸社のすぐ隣
御手洗はここで。
鳥居が木に隠れている。
真須賀神社。スサノオさんとスセリヒメさん


本宮まで133段。あと少しですよ、と励ましてくれる看板。でも私はもっと歩くよ。
途中にある御年神社


本宮(9時56分)。ここまでで785段。



本宮に着いた。
神様にご挨拶。昨年は3回来たけど、今年はやっと来られた。

人ばらいされて誰もいないから祝詞奏上。
はぁはぁ、息が切れた状態でだけど。

金のお守りを5つお返し、5つ授かる(家族全員分)。
もちろん奥社へ向かう。

展望台
このお守りのパワーがすごいから、いつも家族の分を授かっている。
奥社へは拝殿の右の道を進む(10時)
この看板が目印
この大木さんにご挨拶。お久しぶりです。
山に入らせていただきます。
常盤神社
いったん通り過ぎたけど、「差別するの?」という声が(自分の中から)するので引き返してご挨拶した。

やはり奥社に向かう参道はものすごく気持ちいい。
何種類もの鳥のさえずりが山に響き渡り、鳥の音楽会開催中。
ゆっくりゆっくり歩いて波動を浴びる。

白峰神社にお参り。

白峰神社
奥社への道中にもトイレがあることに気付いた。
これは何?
菅原神社
かなり近い
ここから先も好きな場所
この道が本当に素晴らしい。鳥のさえずりがすごいので動画を撮った。前から来た人も動画を撮影してた。
工事中

奥社に到着。10時33分。ふもとから奥社まで1時間10分かかっていた。

奥社

階段にお守りを置かせていただき、参拝。
後ろに並んでいないので祝詞奏上。
奥社にも社務所があり、御朱印をいただく。


草で見えにくいですが天狗さんがいます。

奥社にお参りできて感謝。

振り返り、奥社の神さま、ありがとうございました、とお礼。
ゆっくり降りよう
本宮に戻ってきたら笛の音が。
結婚式だ!うれしい。
三穂津姫神社
三穂津姫神社の狛犬さん、胸筋がたくましい
降りるときは行きと違う道を降りるようになっている。
階段途中にある大山祇神社
旭社は下向道を降りた時に参拝する。

ここから先は下界だと思って、振り返って撮影。この後、ふもとまで降りたのは11時40分ごろ。9時20分に上がり始めたので、往復2時間20分かかっている。(全ての摂社に参拝し、かなりゆっくりペースです)
1368段の階段、杖なしでも大丈夫でした🙆‍♀️

さ、お目当てのうどん屋さんへ急ごう。

定休日だった‥

嘘でしょう?
日曜が定休日なんて。
今日こそ、いわのやのばら寿司にありつけると思ったのに。(毎回うどんにはありついているのだが、いつもばら寿司が売りきれている)

他の店(てんてこ舞)で食べた。

ぶっかけ小370円、いなり110円、海老天170円、計650円。うどんは安くついてありがたい。


そして松尾寺へ。

この道が通行止めに
この道を行くと松尾寺の階段の正面に出る。

松尾寺には金毘羅大権現がある。明治の神仏分離令で、金毘羅さんは寺から神社になり、大権現はここに移された。本家本元はここにあるけど、参拝者はおらず、ひっそりとしている。松尾寺の方曰く、全然宣伝してないんよとのこと。

さぬきセレクトショップ「ゲンのみせ」でお土産購入。クオリティーの高いものが多い。
ティーパック350円(母に)、オーガニックコーヒー100g890円(夫に)、あとエキストラバージンオリーブオイル1069円(長男に)も購入。

早いけど、もう帰ろう。行きも帰りも、電車から海を楽しむ。ほとんどの人はスマホ見て、海を見てない。

昨年もらったマップ
松尾寺の場所はここ
掲示されているマップ

金毘羅さんは奥社まで参拝しないともったいない。とにかく奥社までの参道が素晴らしく、初めて訪れたときに感動した。玉置神社と空気が似ているとも思った(どちらも、もともとお寺だったからかもしれない)。こんな素晴らしい場所が近くにあるのだから、行かない手はない。
※でも膝が悪い人や運動不足の人は無理しないでください。階段が多いです。

今回、気付いたことがあった。
参道でエッサホイサの声が聞こえてきて、そちらを見ると、大人2人が杖2本を並行に持って、前と後ろに立ち、それに子どもがぶら下がった格好で運ばれていた。子どもはきつそうだった(笑)。たぶん普通に歩いた方が楽だよ‥
そう思って、プッと吹いてしまった。そして思った。あ、神様も微笑んでいるに違いない。

そのとき気付いた。金毘羅さんは家族連れが多くて子どもも多い。だからワイワイ、ゲラゲラ笑いながら参拝してもOKな場所なのではないかと。
一般的に、聖地では騒がず静かに参拝するのが望ましい。自分以外の人も参拝しており、静かに祈りたい人も多い。それに左脳のスイッチを切って言葉を消した方がエネルギーを感じられる(だから私はほとんどの場合、一人で参拝している←松江を除く)。また、神様の住まいで騒ぐのは失礼に当たる。

でも金毘羅さんは、いつも多くの人がここを楽しんでいる。笑っている。それを神様も微笑んで見ている気がする。

おまけ
よく買って帰る、加美代飴

五人百姓の加美代飴。800円になってた。(500円じゃなかったっけ?)


加美代(かみよ)とは、神代(かみよ)のことで、「神様の代わりのご利益飴」。こんぴらさんは階段が多いので足の悪い人の代わりに元気な人が参拝し、お土産にご利益飴を買って帰る。付属の小槌で叩いて割って、こんぴらさんに参拝した人だけではなく、もらった人みんなでご利益を分け合っていただくのである。

今回は、五人百姓のお一人が他のお店の方に「お天気がもって、みなさんがお参りできますように」と言うのを行きがけに耳にして、帰りに買って帰ろうと思った。(雨の日の神社参拝も良いのだが、こんぴらさんほど階段が多いと雨の日は滑るかもしれないからちょっとね)

金色が美しく、味も美味しい。職場に持って行くと、社長が喜んで叩き割っていた。

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