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2024.1.16

ふと思いたち、電車を乗り継いで縁切り神社で有名な安井金毘羅に行った。


縁を切りたい願いごとをお札に書き、説明通りに穴を潜った。
行ったものの、恥ずかしくてできないかと思ってたけど、不思議と周りの目もいっさい気にならず所作を終えることができた。心も体もすっきりした。来てよかった。

今住んでいるアパートを更新せずに引っ越しを考えている。何件か気になった物件が神社からバスで数十分で行ける距離と知り、内見申込む前に周りの環境と外観だけを見に行くことにした。

候補1件目の最寄りのバス停を降り、物件に向かって歩いていたら周りの空気がどんよりしてきた。なぜか気持ちも重くなったきた。物件からほんの数分で大きなスーパーやドラッグストア、商店街もあって、便利な立地ではある。
でも、大きなマンションが建っていたり、「民泊反対」という貼り紙が何軒かに貼ってあったり。自転車がすれ違えるくらいの狭い路地にある物件は、並びや向かいからもどんよりとした空気が漂ってる。大きくもないのに音が頭に響いてきて、頭痛がしてきた。
リノベーション済物件で、しかもナチュラルでシンプルな内観で、それなのに値段は町屋にしてはお買い得。お買い得な理由がわかった気がした。

候補2件目に向かっているバスにて、車窓の景色からしてなんだか良い感じになってきた。気持ちが軽くなって頭痛がすっと消えた。
最寄りのバス停を降りると、穏やかで静かな景色が広がってた。道も広くて歩きやすい。はじめてくる街なのに、すごくほっとした。物件に向かって歩きながら、「こんなところに住みたい」という気持ちでいっぱいになった。
候補1件目とは違い未改装な建物自体は老朽化が進んだこじんまりとした町家。周りがとても静かで良い環境だった。

きっと最初から不動産屋さんと一緒に来ていたら、微妙に重い空気とか感じなかったかもしれない。今まで経験したことのない高い買い物だからこそこういう直感を大事にしないといけないのかもしれない。

携帯のバッテリーがなくなったので、候補3件目は断念し帰ることにした。残りわずかのバッテリーで調べたら地下鉄の駅まで20分近く歩くけど、まっすぐ歩くだけだったから方向音痴のわたしでも無事に辿りつけた。

帰宅して早速不動産屋さんに2件目と行けなかった3件目の物件の内見申し込みメールを送った。3件目も修繕必須な物件だけどすごく好みな外観と内観なので、立地と雰囲気を確認しておきたい。でも2件目なら散歩も楽しそうだし静かだから猫も過ごしやすそう。
妄想がふくらみわくわくしてきた。


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