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新しい家の設計図を見て

先日再び建築士さんとの打ち合わせに京都まで。
帰ってきた時に最終バスに乗れないことも想定して最寄駅まで車で向かう。
そこから電車を4回乗り換え3時間近く。
最初のうち、帰りは人酔いと乗り物酔いするくらいにへろへろになっていたけど、何度か通っているうちにやっと慣れてきた。

京都市内は良い感じに木陰があって道もきれいだし歩きやすい。公園以外では木がほとんどない和歌山市内よりも体感で暑さがマシな気がした。和歌山市内は車を使う人しか想定していないような街づくりだとつくづく思う。

前回の平面設計図を修正したものに加えて横から見た設計図も新たに加わっていた。それらを説明してもらいながら、より具体的に細かく決めていくことができた。
新たな希望は言葉だけだとうまく伝わるか不安だから何枚か雑誌や本を撮った画像メモにスクラップし、建築士さんにAir Dropで共有して見てもらった。便利な時代になったものだなあ。無事に伝えることができて、設計図に組み入れてもらうことができてほっとした。

2階につくる作業スペースに置く棚や机を部屋にぴったり収まって自分が気に入るデザインのものを探して購入できる自信がないので、造作してもらうようにお願いした。そのついでにキャットウォークも高い位置に付けてもらうことにした。
物件に置かれていた箪笥は建築士さんに家具屋さんを紹介していただき、ひとつは玄関に下駄箱として、もうひとつは2階の作業スペースに本棚として加工してもらう話にまとまった。

悩んでいた部屋干しスペースも洗面所ではなくて縁側の天井にハンガーパイプを取り付け、換気扇も設置し干していても空気が循環するような空間に設計図を変えてもらった。これなら夏冬以外は窓からも風も入れられる。もちろん網戸は猫に破られないように金属製のものでお願いした。

台所は天板はステンレスにして、木製の引き出しを付けたいという希望を伝えた。なるべく上には物を置きたくないので、オーブンレンジはコンロの下に設置したいと伝えた。本当はガスオーブンを付けたかったけど、レンジもないと実際に生活してみたら辛くなりそうだから断念することにした。

初回のころ、はたして今ある家具は置けるのか…収納スペースは作れるのか…とか不安ばかり大きかった。だけど実際の測量をもとに作成された設計図を見てみると、ちゃんと置けるし収納を作れてるのを目の当たりにして、やっと安心できた。

何より建築士さんがとてもフラットな物腰で、どんな細かな心配ごとでも普通に聞いてくれ即座にできるかできないかを理論的に答えてくれる。さらに趣向が合う方なので、出してくださった修正案も「なるほど!」とか「ぜひその案で!」と喜んで返事するくらい。こんな方を不動産屋さんに紹介してもらえて。あのとき思いきって相談して本当によかった。

最初にお願いしようとした所にそのまま頼んでいたら、見た目は確かに美しいけど階段は急だし今持ってる家具は全部合わないし、収納が全くない旅館みたいな町家になってただろうなあ。あと予算も大幅にオーバーされてたと思う。
それなりに大きなお金を使うんだから、自分が抱いた違和感を信じて、勇気を持って自分の意思を伝えなければいけないと今回本当に勉強になった。

打合せの日は祇園祭最終日だったからさぞ混んでいるかと覚悟していたけど、土曜日だった前回に比べたら全然大丈夫だった。地元の人も最終日だからと行くわけでもないらしい。
打合せ終わっていつもは駅までバスで行くのだけど、少し風もあったし散歩がてら歩くことにした。和歌山に越してから道があまりにボコボコで転んでしまいそうだから散歩もすることがなくなったから、たくさん歩けて嬉しい。

次の打合せの頃には少し秋っぽくなっているのかな。

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