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劇場で一目惚れした

※ゲ謎2回済。パンフ未読。墓場1話・6期1話他数話のみ視聴。『鬼太郎』知識がないままゲ謎を見に行き水木が大好きになった日記。

※以下ネタバレ有。考察とかは一切ない。自分用の記録




※※※




公式相関図


水木なんでこんな好きなのかわからん。二次元見てィエ〜〜〜好き〜〜〜オッホホホとなることあるけどここ数年はアイドルや芸人や俳優にお熱で、学生時代こういう風にアニメ漫画にキャーってなってたなぁて懐かしい気持ちにもなってしまっている。初恋はNARUTOのシカマルという実績を持つ幼きオタクが蘇った感もある。不死鳥?
かっこいい可愛い好きだ死なないで欲しい はあるけど公式のイラスト見て涙流すのは意味わからん キモいオタク過ぎる。オタクってよく泣くじゃん、「泣いてる」とか言うのきもくない? 本当は泣いてないんだもん奴らも私も。でもたった今泣いてんだよ私は〜〜〜〜なんで〜〜〜〜〜〜〜分からん。分からんけど分からんものをとりあえず書き留めていく。

『水木』この男の話をする


①まず見た目が好き。黒髪短髪たれ目に傷耳欠けスーツ煙草 中肉中背(だが脱いだら筋肉あるしなにより)元兵士 はあ??????やめてもう。スーツと浴衣なんて一番いいもの。スーツもシュッとしたものではなくて昭和のダボついたあの感じ…可愛い。足がそんな長く見えないのも可愛い。浴衣でうなされてるのセンシティブ。成人向け映画?

②経歴。戦争を経験してのあのハングリー精神、そして血液銀行に就職してデカい製薬会社を担当……これ結構凄いことなのでは?新入行員のフレッシュさ・ベテランの安定感はないし上からは使い捨ての駒として見られていて、本人もそれを自覚している。村行く前は「半沢直樹やん」と思って見てた。村入ったらTRICKと蟲師でした。
想像だけど水木に赤紙届いたのが20歳〜、「10年前に拾われた命」的なことを言っている。ので年齢は30代確定かなと。前半〜半ばかな? アラサーの兄ちゃんなのもやばい。助かる。

③子供を子供として見る。村で最初に沙代さんに出会う。彼女は目的である龍賀一族なので吸っていた煙草を捨て、水木は笑顔を張り付け彼女に声をかける。ここ優しい〜の!!!!そんなん好きになるから!!!!ハンケチ切ってまで直してくれて、肩も太腿も使ってくださいと言ってくれる東京から来たサラリーマン好きになるて!!!!沙代さんには一貫して敬語、だが時弥くんがやってくると親戚のおじさんくらいの距離感になるのたまらん。使い分けている。そしてガキちょろいな。と思っていそうである。なのに沙代さんが自分に好意を向けていると気付いてもそれを受け入れて利用しない(孝三さんに会わせてとは言ったけど沙代を利用して龍賀に取り入ってやるとは思ってない)。あんなに美少女の沙代が抱きついてきても頬を染めない、むしろ困惑している。だけど一緒に東京に行く約束をしてしまう、断れない男水木……。応えられないけど無下に扱うことは出来ん、アンタそれやられた方は辛いのよ!!親父殿も言ってくれてたね、本当まともなひとだ……。
夕食中に(※後述)時弥くんが部屋にやってくるシーンも好き。「約束通り布団に戻るんだ」本当は帰したいのにせがまれて東京の話をしていたことが伺える。優しい。
「子供に気を遣わせてしまった……」と肩を落とす水木が本当に好き。ねずみ男に舟を漕がせるときも「頼むよ先生」「駄賃ははずむぜ」とその相手への扱いを分かっているところが、全然鈍感じゃないと気付かされて好き。

④いっぱい食べる君が好き!!!!!!飯食うの早〜〜〜〜これは戦争帰りだからという考察を見て成程と。水木の中で戦争は終わっていない、染み付いて離れない。夜魘されていることからもそれはよく分かる。ずっと戦争を死を恐怖を、強い立場の人間から命令される理不尽さを引き摺り共に生きている。水木がゆっくりごはんを味わえますようにと願ってやまない。魚食べるのえっちでした。あと汗かいてましたね、汗かきながらがっふがっふ食べる男は、良いに決まってる。食べれば食べるほど良い。ゲゲ郎にたくあんと白飯だけなの許せない。ゲゲ郎はむぐむぐゆっくり噛みしめそうで可愛いですね。水木銀座のパーラーで「クリームソーダを喫しました」て言ってたけど味なんも覚えてないんだろうな。取引先と付き合いで行っただけで内心「子どもの飲み物だ」と思っててもいい。口直しの煙草美味くてしゃーなかっただろうね。

⑤優しい。色んなとこと被るけど、優しい。
子どもに優しいのはもちろん、ビジネスマンらしく人当たりが良い。一人称を使い分けるのでもう最高。上司や社長には「私」(わたし)・沙代さんには「僕」・素が「俺」かな?
村でゲゲ郎が捕まり殺されそうになったとき、水木だけが「やめろ!」と叫んで飛び出した。雨の中濡れるのもかまわず。「やめましょうよ、日本は法治国家ですよ」「この男がやったと決まったわけではない」その通り。真っ当。真っ直ぐ。間違ってると思ったら声に出して行動にうつせる優しさが好き。水木の方がよっぽどお人好しだ。牢から出してやる、とゲゲ郎に目的を話させて結局出さず自分が牢屋に入れられたときも「出してくれるよう頼むつもりだった」と言うし「頼む」と頭も下げる。ちゃんとしている。
だけど、ただの善人ではない。終盤、憑かれた沙代さんが水木に「あなただけは」と言う。貴方だけは私を私として見てくれるでしょう?とすがる。だけど水木はそれにも応えなかった。沙代さんは水木にとって子供で、子供はそういう目では見れなくて、だからこそこの村の悪習に水木は嘔吐したし、「だから俺なんかに」と沙代さんが自分を頼った意味を知った。それでもやっぱり沙代さんの一番欲しかった言葉は言えない。世界中のみんなを守り愛するスーパーヒーローにはなれない。だから沙代さんに首を絞められる。(ここゴメンだけど一番興奮ポイント)それでも、沙代さんが一族の人間を殺した犯人だと気付いても彼女の手を握りトンネルまで行った水木や、出会って間もない幽霊族の男を助けに危険を冒す水木は結局お人好しで、とても優しいと思う。

⑥強い。ゲゲ郎と比べるとそりゃ強い印象はないけど、鉄砲は命中させるし斧を何度も振り上げる体力もある。なにより精神面が強いと思った。
立ち入ってはならない島にゲゲ郎を追いかけて上陸した水木は妖怪の気にあてられて鼻血は出るわ頭痛するわでぶっ倒れる。なのに「もう一度あの島に上陸出来ないだろうか?」と言う。おまえ!!!!忘れたのか!!!?怖かっただろ??!!!なぜ行く??!!!!!次こそは大丈夫だ、と思ってるのかなんなのか恐怖心があまりないように見えた。沙代さんが目の前で燃えて無くなったとき、水木は頭を抱えてうずくまった。でも、ゲゲ郎が目の前に来ると「遅くなった」とすぐに立ち上がる。斧を手に穴ぐらへの道を走る。切り替えが早いのはやるべき事を知っているから。泣いても後悔しても元通りにはならないから。戦争で嫌というほど知ってきた水木は強くならないと生き残れなかったから、強い。妖怪の血で染まる桜の下、水木はゲゲ郎の妻を探すため何度も斧を振り上げる。妖怪の血を浴びてついに動けなくなる。それでも水木はクソジジイのもとへ辿り着き、勝負の一手を振り上げる。ここはもう精神力だけで動いてると感じた。水木の心が強くないとこうはならなかった。本当にすごい。
ほんでふらふらやって来るとこかっこよすぎかて!!!「アンタつまんねえな!」「ツケは払わねぇとな!」すごい、すごいよ水木…………階段に座ってぺいって歯投げる(歯でいいの?)とこ大好き。あとはアイツに任せよ、てもう自分は狂骨を見てもないの。よくいる人間の「あとは任せたぜ…」とか「いっけぇぇぇぇ!!!!」とかないの。なんなんだよこの相棒感……

⑦血と体液が似合う。
ごめん……………………本当に血とか鼻水とかが似合う………びっくりした、映画館で初見の男にこんな、こんな興奮させられることなかったから………鼻血めっちゃ出すし白目剥いて気絶するし女の子に首しめられて鼻水よだれ垂らすしこりゃ制作側がなんかしらの「癖」をこめたとしか思えん。そんでずっとスーツなのよ。勘弁して。上でも言ったけど一番興奮シーンが首絞めなんだけど、ここ例えば長田とか男キャラにやられたら水木は絶対金玉蹴り上げるか目潰しとかして抵抗してたし勝ってたと思う。でも沙代さんだったから。この子がどんな目に遭ったかを知っているし、自分はそれを救えなかった。それに水木は女子供を殴れないと思うな……。だからあの名シーンが生まれたんじゃないでしょうか。知らんけど。
沙代さんが「力を貸して!」て生贄にされた人たちから魂?借りるところでゲゲ郎が静かに目を閉じたのもよかったなあ。「だろうなあ」て感じで。
水木は桜のところで仮死状態みたくなったのもよかったです。まさか死に顔見れるとは。あそこ一度本当に死んでたのかな。人間は長く居られないところなんでしたっけ……。

⑧相棒。やっぱり見所はゲゲ郎とのツーマンセルですよね〜〜〜本当によかった〜〜〜。墓場呑みのシーンすごい可愛かった!妖怪から火貰うの無理、それを吸ってゲに渡すのも無理〜〜〜「奥さん見つかるといいな」ってほら優しい!!!その奥さん見つけるために命までかけるし!!! 水木が斧を爺に振りかぶったとき、ちらっと上を見てるというポストを見て2回目で確認したら本当でした。ゲゲ郎とアイコンタクトしてた。なんなんだアンタら……。この男にゃ〜〜〜〜〜〜そりゃゲも大事な奥さんと子供託すわ。この男の生きる未来、両目で見たくなるわ。人間嫌いなゲゲ郎は、人間界で人間に溶け込んで生きる奥さんのことを愛しく思いつつも最初は「何故そんなことをするのじゃ?」と聞いてみたこともありそう。なんであんな奴らと。だけど、水木と出逢えたことによって「成程、悪くない」て思えたんじゃないかな。人間捨てたもんじゃない。ゲゲ郎が「友」て言った時、涙腺が死にました。ちゃんちゃんこをゲが水木に着させて逃がすけど、アレも多分ゲが着たまま呪いを受けてたらまだせめて……。それでも人間の友に大事なものをすべて託して、自分の身一つで呪いに立ち向かったゲゲ郎は間違いなく世界で一番カッケェ父親だ。

⑨外見の変化。奥さんをおぶって哭倉村から出て救急隊員に見つかったとき。白髪碧眼…!!!!(目は青か緑か定かでない)ワー!!!!!無理!!!!!!異国の美青年!!!!!!国が傾く!!!!!水木くんを手に入れたくて偉い方々が立ち上がる!!!!!!!!!!この場面、台詞思い出したいのに顔しか思い出せん。あまりにも良すぎて。思い出せないのに悲しくなる水木、水木〜〜〜〜!!!!!!!本当は隣に奥さん居たかもしれないんだよね見れないだけで。ううう……これを踏まえて墓場の1話に行くと切なくて涙が……。ゲゲ郎って村で呪いを受けてあの全身ミイラ男になって病気に…て流れでいいんですかね?て事はゲがあのすらっとした最強親父殿でいれたのはあのときが最後で…あああ悲しい、寂しい……けどちゃんと奥さんと会えて、少しの間だけでも穏やかに暮らせていたのならいいな。
そしてエンドロール。
ここの水木も全部すごい可愛い。全部忘れてくたびれたリーマンに戻っている。村から何の収穫も無く戻ったから昇進したりもないものな。お隣さんのミイラ男に追いかけられて逃げる水木の背中、切ない。はあ………ゲゲ郎どんだけ寂しかっただろう。でも「おぬしとわしは友で、一緒に戦ったんじゃ!」とも言えない。ゲゲ郎と奥さんが力尽きてしんでいるところ、すごくすごく悲しかったな……。映画を見に行く前に一応予習してアニメ見たり『鬼太郎の誕生』https://comic-days.com/episode/3269754496757637235 を読んで行ったんですが、あのゲと奥さんがこんな最期を……ふたり寄り添うわけでもなく……とやるせなさから泣けてきて。1度目はそんな思わなかったけど2度目で余計にあの二人を想って号泣しました。苦しかったな。
そんで!エンドロール後!!!!
雷雨の中墓場から産まれる赤子。抱き上げて、この子は化物だ、ころさねば、と思う。それが出来るのは今自分だけだと。それなのに抱きしめんだよなあ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!バケモノの子って分かってるのに!ころすこともできず、ちいさなよくわからない命を!!!!抱きしめ!!!!!!それを見つめる親父殿!!!!!!!!!!!!!助けてくれ
スゴすぎ。もうええわ。
特典があんねん………………………………特典……
新鮮な衝撃を受けた1度目は水木で、トイレに駆け込み見てすぐにしまいました。呼吸が、止まった。2度目は親父殿で揃ったから超ラッキー!!!
これ、すごくなかった?やばい。ゲゲ郎と奥さんは死んで(目玉おやじになって)結局ゲゲ郎と水木は記憶を思い出して出会うことはなくて。だけど鬼太郎が産まれてそれを抱き上げる水木。
そのあとどうなったか????

⑩めっちゃ子育てしている水木〜〜〜〜おま〜〜〜肩車て!肩車て!!!!!!!しかもめちゃ笑っている 楽しそう なんそれ ほんで親父殿、親父殿、泣き虫ですねえ、泣かないでください、そんな、はああああああすっげぇぇぇぇ!!!!!!鑑賞後にあけてください、がマジでそうな事あるんだ。希望がここにある。すご………
村から出て髪色が変化した水木だけど、特典では元に戻ってるし 髪色戻る→記憶も戻る でゲゲ郎の記憶取り戻している と思って見てます。
からのNetflix『悪魔くん』10話見て無茶苦茶になった。パンケーキ屋? 「息子がいるんだ。親友の息子なんだが」えええええ完全に思い出している。しかも親友認定している。なんなのお?身なりのいいお爺さん、店を経営してるって成功者過ぎる。水木、水木い…………と繋がっているかも分からないんですけどぐちゃぐちゃになってます。水木がちゃんと歳をとって生きていること、嬉しいよ。結婚してないくさいし…親友の子の話しかしとらんし…何だこの人…幽霊族にすべて注ぎすぎや愛情を。
あと誰かを愛したことがあるか?の問いに「俺にはそんな器は」とか言うな。あるだろ。赤子をそんな抱けるなら愛しかないだろ!!!!!!おばかさん!!!!ゲゲ郎と同じくそんなに人間好きそうじゃない水木が子を愛し守り育てる過程、見たすぎてえ!!!!!どこにお金を払えば、あ公式か。映画館行こう


キービジュアル


とにかく水木が好き。
のし上がるためなら何だってする気があるのに優しさがあるし、だけど善人にはなりきれなくて絶望したりする けど諦めないし何度だって立ち上がる。隣の家の妖怪の亡骸を埋めて、そこから這い出た妖怪の子を抱きしめてしまう。自分にはなんの得もないのにその子を育て、肩車なんかもしちゃう。
鬼太郎を寝かしつけた目玉おやじと水木が月を見上げながら酒を飲んでて欲しい。
「赤子を育てるのは骨が折れる」
「すまんのお。ワシがこんな身体でなければ……」
「今更気にするな。鬼太郎を育てると決めたのは俺だ」
とかさ……縁側でしか煙草吸わなくなった水木をじいっと見上げる親父殿……
みたいにもうゲ謎のことしか考えられなくなってる。こわい。映画観たい。早く円盤欲しいけど劇場であと何回見れるかなって切なくもなる。また思い出す水木の好きシーン出てくるんだろうな。そしたら追記します。水木のことばっか書いてるけどみんなめっちゃ良いです。クズはクズで親父殿はめっちゃかっこいいし戦闘シーン激ヤバ。石田彰ファンは絶対見た方がいい石田彰がいるし沙代さんは可愛いし綺麗、時弥くんは「聡い子じゃ」です。
水木が鼻血出すし嘔吐するし鼻水よだれ垂らすし血まみれになるし浴衣はだけて肩の傷見えるしめっちゃ早くメシ食うし着替えシーンあるし銃ぶっぱなつし斧振りかざすしとにかく全シーン良いです。あまりこんなん言いたかないけど水木の顔見て「イイ」と少しでも思ったなら劇場行って損は無い。私もそうだった。たまたま流れてきたキービジュアル(血まみれ父ズと鬼太郎が墓にいる)でスーツの男気になって予告見ず行ったので…。水木の声も知らなかった。ゲゲゲの鬼太郎知らずとも楽しめるけど、子どもにはあまりオススメしない…。あれってどういう意味?と聞かれたら気まずいシーンもあるし、殺し方が普通にえぐい。けど個人的にはアニメのそういうシーンなんとも思わんから全然平気でした。アニメでも血とかしんどい人はきついかな。でもほんっとーに、素晴らしい映画でした!鬼太郎いろいろ見ていきたいし原作も読みたいな。
誰に見せる気で書いてるんだこれ。
うーんとにかく水木、大好きだよ!!!の日記でした。

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