住宅ローン金利ランキング!銀行11社の変動金利・フラット35の固定金利、借入限度額、がん団信の金利ランキングをご紹介【2021年7月】
こんにちは!
おおた社長です。
今回は、銀行11社とフラット35の「2021年7月金利ランキング」をご紹介していきたいと思います。
・金利
・借入限度額
・がん団信の上乗せ金利
・がん団信をつけた場合の金利のランキング
上記の内容について解説していきますので、どの銀行で住宅ローンを借りようか悩まれている方は、ぜひ参考になさってください。
当記事の内容については、さらに詳しく解説した動画をYouTubeに投稿しております。
時間をかけず要点だけを知りたい方は当記事を、しっかり丁寧に解説して欲しいという方はYouTubeをご覧ください。
住宅ローンの種類
金利ランキングをご紹介する前に、大前提として住宅ローンの種類を説明させてください。
まず、住宅ローンは「銀行」と「フラット35」の2種類があります。
そして、銀行には「ネット型」と「店舗型」があります。
「ネット型」の銀行は店舗を構えておらず、住宅ローンの申し込みから実行までインターネット上で完結させることができます。
ネット銀行は、下記の6社でランキングを作成しております。
「店舗型」の銀行は店舗を構えており、そこで担当者と直接話をして住宅ローンの申し込みを行うことができます。
店舗型の銀行は、下記の3大メガバンクに加えて「りそな銀行」と「イオン銀行」をランキングに入れております。
続いて「フラット35」は、下記のような特徴があります。
※フラット35について詳しく知りたい方は、下記の動画をご覧ください。
【最新】フラット35の住宅ローンを徹底解説【2021年】
【ネット銀行】 変動金利 2021年7月のランキング
上記のランキングに記載している金利は標準金利となっており、条件によってはもう少し低くなる金融機関もありますのでご注意ください。
【店舗型銀行】 変動金利 2021年7月のランキング
みずほ銀行では、ネットを介して申し込んだ場合は金利0.375%と、この中では最も低い金利となっています。
しかし、店頭で申し込んだ場合は0.575%となり、この中で最も高い金利となってしまいますのでご注意ください。
【フラット35】 2021年7月の固定金利
フラット35の先月の金利は1.35%でしたので、0.02%下がっております。
フラット35は、銀行の変動金利に比べると高いのですが、銀行で住宅ローンを借りられない方にも積極的に融資を行っています。
・勤続年数が短い方
・自己資金が少ない方
・健康状態があまり良くない方 など
上記のような理由で銀行の審査が通らない方でも、フラット35なら借りられる可能性がありますので、ぜひ一度相談してみてください。
※フラット35について詳しく知りたい方は、下記の動画をご覧ください。
【最新】フラット35の住宅ローンを徹底解説【2021年】
年収ごとの借入限度額
住宅ローンとして借りられる金額は、年収ごとに設定されています。
その金額は銀行によって異なりますので、各銀行の年収ごとの借入限度額を見ていきましょう。
今回は、ネット銀行と店舗型銀行は年収400〜800万円まで、フラット35は年収350〜600万円までの借入限度額をご紹介させていただきます。
それ以上の年収の方は、お手数ですが各銀行のホームページ等でご確認ください。
【ネット銀行】 借入限度額 2021年7月
こちらの表では、左から借入限度額が少ない順に並んでいます。
一番左に記載しているPayPay銀行は、この中で一番借入限度額が少ないのですが、先ほどお伝えした変動金利のランキングでは1位となっており、ネット銀行の中では最も低い金利でした。
つまり、PayPay銀行は「金利を低く提供するけれども、貸し出す金額は少なくさせてね」というスタンスのようです。
反対に、一番右に記載している楽天銀行は、この中で一番借入限度額が多いのですが、変動金利のランキングでは6位と最下位になっており、ネット銀行の中では最も高い金利でした。
つまり、楽天銀行は「金利は高いけれども、他の銀行よりもたくさん貸すよ」というスタンスのようです。
【店舗型銀行】 借入限度額 2021年7月
こちらの表も、左から借入限度額が少ない順に並んでいます。
先ほどご紹介させていただいたネット銀行に比べて、店舗型銀行の方が多く借りることができます。
【フラット35】 借入限度額 2021年7月
こちらの表を見ていただくと、先ほどご紹介させていただいた店舗型銀行よりも、さらに多く借りられることが分かると思います。
フラット35は、国が後押ししている住宅ローンのサービスです。
国は、皆さんにどんどん住宅を買って欲しいと思っているため、より多くの金額を積極的に貸し出しています。
団体信用生命保険とは?
住宅ローンを借りると、必ず「団体信用生命保険」がついてきます。
そして、保障範囲を広げるためにオプションをつけることができるのですが、その場合は金利を上乗せしなければなりません。
上乗せする金利は各銀行によって異なるため、がん団信というオプションをつけた場合の金利ランキングをご紹介していきます。
しかし、その前に団体信用生命保険について理解していただく必要があるため、まずは団体信用生命保険についてご説明させていただきたいと思います。
団体信用生命保険とは、住宅ローン利用者が死亡または高度障害になった時に、住宅ローンの残債がゼロになる保険です。
住宅ローンを利用してマイホームを購入していれば、ご主人様に万が一のことがあった場合、残されたご家族は住居費の心配をすることなく、そのマイホームに住み続けることができます。
しかし、賃貸で暮らしている方は団体信用生命保険に加入することはできません。
ご主人様に万が一のことがあった場合でも、残されたご家族はその先もずっと自分たちで家賃を払い続けていくことになってしまいます。
一生賃貸派の方は、この団体信用生命保険を知らないために、間違った判断をしてしまっている方が多いです。
この記事を読んでくださっているあなたには、団体信用生命保険のことを正しく理解した上で、マイホームを買うか買わないか判断して欲しいと思いますので、ぜひ下記の動画をご覧ください。
そして、住宅ローンを借りた際に標準でついてくる団体信用生命保険は、死亡または高度障害になった場合しか保障されません。
もし、がんになってしまった場合の保障もつけたい場合は、オプションという形で金利を上乗せして「がん団信」をつける必要があります。
先ほどお伝えしたように、上乗せする金利は各銀行によって異なるため、がん団信をつけた場合の金利ランキングを見ていきましょう。
【ネット銀行】 がん団信をつけた場合の金利 2021年7月
住信SBIネット銀行と新生銀行は、がん団信の取り扱いがありません。
そして、先ほどご紹介したネット銀行の変動金利ランキングでは5位だったソニー銀行が、がん団信をつけた場合の金利では2位に浮上しています。
一方で、PayPay銀行はがん団信をつけた場合でもつけなかった場合でも、1位となっております。
じつは、PayPay銀行は2021年6月までがん団信の上乗せ金利が0.2%だったのですが、今月からがん団信の上乗せ金利を0.1%に引き下げたので、がん団信をつけた場合でも1位という結果になりました。
【店舗型銀行】 がん団信をつけた場合の金利 2021年7月
こちらでも、先ほどご紹介した店舗型銀行の変動金利ランキングでは5位だったイオン銀行が、がん団信をつけた場合の金利では3位に浮上しています。
注意点
ここまでご紹介した金利や借入限度額は、もっとも属性が良い人のパターンとなっております。
したがって、あなたが実際に住宅ローンを申し込まれた場合に、必ずしも今回ご紹介した金利や借入限度額が適用されるわけではありませんのでご注意ください。
そして、住宅ローンを借りる時には「金利だけ」や「借入限度額だけ」など、一つの項目だけをみて銀行を選ぶのはやめましょう。
がん団信をつけた場合の金利ランキングでご紹介したように、選択する条件によって各銀行の最終的な金利が変わり、それによってランキングも変わってくるので注意しましょう。
住宅ローンを借りる銀行を選ぶ際には、適用金利・借入限度額・保障内容など、さまざまな項目を見比べて、総合的に判断するようにしてください。
ここで不動産業界に17年以上携わっている私からのアドバイスなのですが、住宅ローンの審査の結果、借りられる金額が希望よりも少なかったり、金利が思っていたより高くなってしまったり…という方は少なくありません。
審査に出す前に想像していたことと審査の結果にギャップがあり、マイホーム購入を諦めざるを得なかったり、購入する物件を変更せざるを得なかったりすることもあります。
ですので、まずは住宅ローンの事前審査を申し込み、自分たちがどのくらいの金利でいくらまで借りられるのかを正確に把握した上で、物件を探し始めるようにしてください。
事前審査は、不動産業者に相談すればやってもらえますし、金融機関に直接相談することも可能です。
弊社の「マンション購入の窓口」でも、住宅ローンのご相談や事前審査を受け付けております。
マンション購入の窓口の対象エリアは下記のようになっておりますので、お気軽にご相談ください。
【マンション購入の窓口 対象エリア】
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
不動産業界や不動産取引の有り方を健全な方向に変えるため、日々、不動産の仕事に邁進しております。サポート頂けたお金は全て弊社の不動産事業に使わせて頂きます。