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1月25日(水)ウェビナー「海外事例から考えるテレビの未来〜FASTとPSMを題材に〜」開催!

2023年の年明けにウェビナーを開催する。「海外事例から考えるテレビの未来」と題して、FASTとPSMを取り上げる。

昨年のInter BEEでは、コネクテッドTVをテーマにしたINTER BEE CONNECTEDの基調講演が印象的だった。裏方を務めたので打合せを通じてよく内容が理解できた。
その中で注目したのがFASTとPSMだ。

このウェビナーではInter BEEで登壇した園田公一氏にFASTとPSMそれぞれを解説していただく。それについて、ローカル局のイノベーションを議論してきたマル研(マルチスクリーン型放送研究会)の設立メンバーでもある、毎日放送の齊藤浩史氏から質問や意見をぶつけてもらう。お二人の議論を通じて、FASTとPSMを理解してもらい、さらに日本での可能性にも話を広げたい。

FASTについてはウェビナー告知サイトで説明しているが、コネクテッドTVでの新しいサービスで広告モデルだ。これを特に取り上げるのは、テレビ局にとっての収入源にできる可能性があるからだ。アメリカでは様々なタイプのFASTが登場し、ローカル局のニュースを活用したものもあるそうだ。
これからテレビ局はあらゆる新サービスに取り組むべきで、FASTだけが正解とは言わないが検討すべき手法だと思う。とは言え日本で展開するにはハードルも多々あると思うので、そこを園田氏と齊藤氏に議論して課題を見出したい。

PSMはヨーロッパの公共放送の考え方で、これまでPSB(Public Service Broadcasting)と読んでいたのをPSM(Public Service Media)に進化させている。イギリスでは元々、ITVのような民放もPSBとして括られ受信料の一部も分け与えられていた。PSMになるとそれをネットでも展開するのだろう。
PSMを取り上げるのは、日本の「二元体制」の新たな形を議論してみたいからだ。これからのテレビ局はNHKともっと協力する流れになりそうなのは、総務省の会議「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」を傍聴していても感じるだろう。日本でもPSMと同様の制度を考えていくとどうなるか、議論してみたい。
個人的には、民放のネットインフラの問題と、NHKの受信料の課題の、解決の糸口がある気がしている。

議論するのは登壇者だが、ぜひ参加者の皆さんにも意見を出してもらいたい。一緒に議論する場としてのウェビナーにするつもりだ。

去年、「メディアのグランドデザイン会議」の冠名でウェビナーを企画したが2回で止まってしまっていた。今回はその第3回であり、これを皮切りに定期化を目指したい。その議論を、今年初めに宣言した「グランドデザインを提言する」際に生かしていければと考えている。ぜひ多くの皆さんに参加してもらいたい。

お申し込みはこちらのPeatixページから。当日ギリギリまで受け付ける。

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