マガジンのカバー画像

テレビとネットの横断業界誌 MediaBorder

放送と通信の融合をテーマに、取材した記事や論考記事をメディアコンサルタント境治が書いていきます。テレビ局の方を中心に、広告業界、ネットメディア、調査会社など様々な分野の皆さんにご…
購読者は勉強会「ミライテレビ推進会議」に招待し、月に一度のクローズドなセミナーに参加できます。また…
¥700 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2023年6月の記事一覧

JMAセミナー「メディアはこれからどうなっちゃうか」はどうなっちゃうか?

すみません、またもやセミナーのお知らせです 28日に開催したMediaBorder主催のウェビナー「辞めテレ教授が好き勝手にテレビを叱る?!」は非常に充実した内容になった。登壇した4教授と、集まってくれた皆さんには深謝したい。申し込んだが見れなかった方には週明けにもYouTube限定公開の形で映像をご覧いただけるようにするのでお待ちを。 と、自分主催のウェビナーが終わった矢先に恐縮だが、1ヶ月後に開催する日本マーケティング協会(JMA)主催のオンラインセミナーのお知らせであ

自民党の調査会に呼ばれてしゃべった件について

政治の力を借りよう!思い立ったら意外に繋がった 年明けから考えはじめたことがある。私はこのMediaBorderを始めいろんな場でメディア業界の進化を訴えているわけだが、小さな場所で声を上げていても業界は変わらないと無力さを感じている。むなしい。そして還暦を過ぎた身として、世の中のために何かせねばと漠然と考えたりする。 業界誌や経済誌に書いたって変わらない。セミナーやっても具体は動かない。そこでふと考えた。政治の力を借りるべきではないか? なにしろ業界は誰かが動こうとすると

もはやメディア事業ではなくて地域創造カンパニー〜さんいん中央テレビ・田部社長インタビュー(後編)

(画像:TSKグループWEBサイトより) さんいん中央テレビ田部社長へのインタビュー、後編をお届けする。(前編はこちら) 前編では社長就任までと就任後の改革などを聞いた。社員お二人のインタビューからすごい人物を想像していたが、その想像を超えた方だった。後編では途中で話についていけなくなりそうになるので、みなさんも振り落とされないようお読みいただきたい。なお話の中で「TSKグループ」という言葉が出てくるが、さんいん中央テレビは略称TSK(当初の社名テレビ島根が由来)と呼ばれ

自分のやりたいようにやると決めました。最後に責任を取るのは私ですから〜さんいん中央テレビ・田部社長インタビュー(前編)

MediaBorderではこれまで、『かまいたちの掟』を制作する川中優氏と、中国向け越境ECに携わる岡本敦氏、二人のさんいん中央テレビの社員にインタビューしてきた。それぞれユニークな番組・事業をやっていて面白かったが、お二人の話の中に社長の話が盛んに出てくることにも興味を持った。 そこで、社長にもインタビューを申し込んだ。月の半分は島根、半分は東京にいるそうで、何とか時間を作っていただき青山にあるオフィスでお会いした。 社長の名前は田部(たなべ)長右衛門。島根県で500年以上

放送業界の解決策は「話すこと」ではないか(たぶんどの業界でも)

放送業界は未曾有の危機に瀕している。何が課題で、どうすればいいのか、割とはっきりしていると思う。誰に聞いても、そんなに違わないことを言う。あそこに課題がある。そこに問題がある。こう解決すべきだ。こんな打開策がある。 それなのに、どのテレビ局も具体的な動きが見えてこない。なぜだろうと不思議に感じる。 足りないのは「話すこと」ではないか。 経営者が危機感を持っているなら現場と話すべきだ。正しい対策が見えているなら、社員たちと話すべきだ。動きが見えないのは、それが足りてないか

島根の報道マンが中国相手のファンビジネスを増殖中!〜さんいん中央テレビ岡本敦氏インタビュー

この記事はメンバーシップに加入すると読めます