インフォメーションヘルスを守るのは本当にマスメディアなのだろうか
前回の記事で「インフォメーションヘルス」という言葉を紹介した。もう一度少し説明すると、総務省の有識者会議「デジタル時代における放送制度の在り方に関する検討会」でも使われた言葉で、言葉通り「情報の健康」をどう守るかのキーワード。有識者の一人として参加した慶應大学教授・山本龍彦氏が東京大学教授・鳥海不二夫氏とともに出した共同宣言に登場する言葉だ。
フェイクニュースが飛び交うネット上の言論空間で"取材や編集に裏打ちされた 信頼性の高い情報発信"に基づく放送は、インフォメーションヘ