開業に向けてもう一つ資格をとるべきか悩んだ結果
この記事は、出産後に国家資格を持っているにも関わらず、保育園もパートも落ちた1人のママの開業に向けての歩みを綴るシリーズです。
《※2022年6月1日に小規模開業し、少しずつ実際に事業を進めています》
こちらの記事はこんな方におすすめ☆
✅独立開業がしたい
✅開業したいけど迷っている
✅ひとまず資格をとろうとしている
✅資格をとれば開業できると思っている
✅開業している人のマインドが知りたい
国家資格を持っていて、開業を考えているけれどひとまずもう一つ資格をとろうと考えている人。
ちょっと待って。
一回冷静になって一緒に考えましょう。
その資格は本当に必要?
国家資格は、国によって定められた法律があり、それを遵守しなければなりません。
最悪、資格剥奪になる処罰もあり得ます。
言語聴覚士法には、言語に関して「医師の指示の元行うこと」といった記載がありません。
したがって、言語機能にアプローチする開業は法律上の縛りがないわけです。
さぁじゃあ話は早い。
言語面について開業すればいいじゃないか。
そうなればいいですよね。
いざ開業を視野に入れると、どんどん自分の未熟さや知識の希薄さが目についてしまうんです。
セラピストは、常に探究心を持って自己研鑽を行い、生涯学習しながら業務にあたる責任がありますよね。
それが色濃く染み付いている人ほど、開業の前にひとまず資格試験への勉強から始めます。
それは、認定資格であったり、全く違う資格であったり…
言語聴覚士では、保育士や臨床心理士、ケアマネをとろうとする人が多い印象があります。
他にも理学療法士、作業療法士、栄養士、保育士、保健師、看護師、はたまた医師まで。
みんなとりあえずもう一つなにかしらの資格をとろうと考えるんです。
さらには、心理カウンセラーや離乳食アドバイザー、ベビーマッサージなどの認定資格の取得を考える人も多いんですよね。
これってなぜなんでしょうか。
私は、一種の逃避行動だと思っています。
例えば。
「開業したいけれど、この分野について自分は少し勉強が足りないと感じるからまずは勉強をして…そうだな、勉強の結果として〇〇資格を取得できれば十分だろう。きっと〇〇資格をとれば独立開業できるはずだ」
そして、その後資格を取得できた後は「知識はつけたけれど、実践が足りないなぁ。これじゃあ開業なんて、できないな…」となって結局開業に至らない人がものすごく多いです。
果たして、それは本当に開業に必要な資格であり、時間を費やすに値するものだったのでしょうか?
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