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夢を見た

ベランダの窓を開けると
目の前の空いっぱいに
沢山の星がある。

それらの中心には
巨大な三日月がいて
優しく目を閉じている。

三日月の表面は
おぼろ豆腐の様にふわふわで
指先で触れたら
今にも崩れそうだ。

三日月が私に気付いた。
目だけ私を見ている。
きっともう片方の目は
ウィンクしているのだろう。
月の愛を感じる。


月はニッコリ笑う。

その瞬間

三日月の口の中から
うんと小さな
燃え盛る太陽が
ひとつずつ順番に出て来ては進む。

空には
三日月の口から北の方向に
等間隔で
いくつもの太陽が並ぶ。

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その後私は夫の
仕事用の車に乗り

夜の住宅街へ。

雨が降ってきた。

ふと見上げると

誰かのお家

窓辺で

煙草をふかしながら
月を眺める人影があった。

男性の様だけど
その人影を
「私である」
と、私は感じた。

同じ夜
私はアルバイトへ行った。

場所は分からない。
狭い正方形の部屋で
チラシを折っている。

私はその部屋で
作業する女性達に馴染めない。

1番目立つ素敵な女性

彼女は満面の笑みで仕事をしているが

どうも私に嫌な気持ちを送ってくる。

それでも私は彼女の様な

笑顔の素敵な女性になりたくて

嗚呼
棘がある物は
やっぱり美しいのだろう…

その棘は

時として人を傷つけることもある

時として救うこともあり

色んな顔を持っていても

輝きたくて

一生懸命生きているのだろう

と私は考える。

#夢日記

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