意味深 夢日記

午前2時30分、私は下宿先の古びた木造の二階の窓と網戸を全開にして、窓辺に腰掛ける。

目の前には畑と、山が広がっている。

畑には、キュウリやキャベツなど、様々な季節の野菜が立派な姿で育っているが、ひとつひとつの感覚が広すぎる。

どこからともなく、

「今回は不作だ」

と声が聞こえてくる。

私はその声に耳を傾けながら畑の野菜の数を数え

「どう考えても村の人達で分け合うには足りない。それならば、子供や栄養が不足している人を優先に配ってほしい」と心の中で思う。
 

しばらくすると、農家の家族(初老の男性3人、中年女性1人、先頭を歩く男性は犬に導かれている)が、足早に山へ向かい出した。

山へ目をやると、山火事が起きている。

どうやら放火されたらしい。

納屋から、さっきの家族が、男の子を連れて出て来た。みな、大きな避難袋を背負っている。

まだ山から煙がのぼっているが、消化活動は政府に任せたらしいとのこと。

砂埃たつ土色の道に、村の人々が集まっている。私もそこに立っている。

メディアが「嘘の放送」を大音量で流し始めた。

白馬にまたがるインディアンの酋長が、インディアンの仲間に手綱をひかれて、道の真ん中を通る。

酋長は前とも下とも言えない方向に目線を向けながら、姿勢は堂々と、でも瞳の奥には悲しさを抱えている。

酋長の心の声が何故か聞こえてきた。

「私は、私が正しいと感じたことをしているだけだ」と。

メディアの嘘は他の村人には見抜けない。
酋長の心の声も、他の村人には聞こえていないようだ。そして、酋長の仲間はメディアに洗脳され、これから酋長を裁判所へ連れてゆくところだ。

私は古びた二階に戻り、何かとても大切な、今、必要なものを探している。どこを漁っても、どこをひっくり返しても、それは出て来ない。

子供の頃からの私の親友に何度聞いても、答えてくれない。

終いには私は怒って

「何で教えてくれないの?!」と声を荒げた。

親友は

「聞くばかりでなく、自分の感覚で手を動かしなさい!アンタは昔からそうよ!すぐそこにあるのに!!!」と言った。

#夢日記

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