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3.11の曽我部恵一に寄せて

こんばんは、秋山です。
東日本大震災から13年の今日、五反田のゲンロンカフェにて曽我部さんのmusic&talk liveを観てきました。20代を走り抜けた五反田で、10代の青春に聴きまくったサニーデイの曽我部さんに会えるとは、最高なイベントでした。ありがとうゲンロンカフェ!!!

3.11とサニーデイ

震災当時、私は医者を目指し浪人生をしていて、進学か二浪か、瀬戸際の時期でした。実家は鮨屋を経営していて、津波の影響で魚が取れず、しばらく営業停止。日本が、家族が、自分の人生がどうなってしまうのかなーと、毎日が不安でした。

そんなときに支えになってくれたのは音楽で、中でもサニーデイサービスとイースタンユースは、特別なバンドです。去年のロックの日には、対バンを見ることができました。医者にはなれなかったし、大学では飲み会ばかりで留年もしたし、13年で20キロ以上太ったけど、それでもなんとか生きててよかったなと思えるので、音楽ってすごいなと思います。

今日のライブは、いつもは語られない曽我部さんの私生活やお子さんのことが多く触れられていて、ファンとしては曽我部さんを近くに感じられる、特別な夜になりました。今後、何か乗り越えるべき時がきたら、絶対思い出すライブです。ありがとう曽我部さん!

お守りみたいな研修だっていいじゃない

そんなライブを見ながら「私の仕事は、誰かの心の支えになったり、人生で時折でもいいから、思い出してもらえる仕事なのかな?」と、ふと考えました。そんなことを思ったのは、日中に参加した研修転移(研修の内容が参加者の日常行動を変えるかどうか、成果を生み出すかどうか)のセミナーで「研修は淡い思い出になりがち」というフレーズを聞いたからでしょう。

本来研修は、参加者の行動変容が起き、業績に貢献するべきものなので、淡い思い出などもってのほか、というのが通例です。しかし、今日のライブを目の当たりにしてしまった私は、すぐに何か変化が起きなくても、人生を歩んでいくためのお守りみたいな研修や、あんなこともあったな…とほっこりするような研修があってもいいのではないかと思ったのです。

明日がちょっと元気になるとか、振り返って奮い立つとか、実は人生の転機になっていた、とかそんな漢方薬みたいなプログラムを作れたら、HR冥利に尽きるなと感じます。

もちろん、ごりっごりのやつもやるけどね..!



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