メタバースの土地への投資で絶対に抑えるべき3つのポイント
Osushi Voxel Studioの記事担当のフォンです。
今回は、メタバースの土地への投資で絶対に抑えるべき3つのポイントについてお話しします。
メタバースが注目されている今だからこそ、早めに参入して土地への投資などを仕掛けたいと考えている人は多いのではないでしょうか?
2021年~2022年にかけてメタバースはトレンドとなりました。
FacebookがMetaに名前を変えたのも衝撃的でしたが、大企業の投資額からも、何かとてつもないことが起こっているというのは、容易に想像がつきますよね。
2021年6月にメタバース投資会社のRepublic Realmが、「Decentraland」の土地を当時の価格、約1億1000万円で購入しました。
同じくゲーム会社のAtariは、「The Sandbox」の土地を792個も購入。
総額、約5億2000万円にもなりました。
これらは現実には存在しない、仮想空間の土地。
では、日本国内の企業、投資家、そして個人は、何に注意してメタバースの土地投資を始めればいいのか?
実際にメタバースの土地を購入し、イベントを企画する私が注意点も含めて解説します。
2023年も引き続き、メタバースの話題からは離れられそうにありませんね。
メタバースの土地投資、3つのポイント
メタバースの土地投資には抑えるべき3つのポイントがあります。
ただ土地の画像や3Dグラフィックを眺めているだけでは、絶対にわからないこと。
価格や噂だけで始めるのはやめましょう。
1:土地よりもコンテンツで判断する
最初から結論です。
メタバースの土地の価値は、「そこに何があるか?」が重要。
何もない更地には、実態のない期待値で価格が反映されるだけで幻です。
購入したいと思っている土地に、どんなコンテンツがあるのか?
または、作れる見込みがあるのか?
これが重要です。
集客力のあるコンテンツだと、広告ビジネスと相性もいいでしょうし、入場料もとれるかもしれません。
有名人のイベントに貸し出すことができれば、それだけでも原資回収ができるかもしれません。
また、周囲に集客できる土地とコンテンツが隣接しているかも大切ですね。
メタバースの土地投資では、実現できるコンテンツの可能性まで含めて考えるようにしましょう。
収益化できるコンテンツクリエイターや会社、コミュニティと繋がっていると強いです。
2:プラットフォームの将来性を見る
現在はメタバースプラットフォームの戦国時代。
どこのサービスが覇権を取るか、注目が集まっています。
すなわち、どのプラットフォーマーが提供する土地を購入するのがいいのか?
今後の将来性とあなたと親和性のある内容で判断しましょう。
「Decentraland」は、イベントやコミュニティ形成が強いメタバースプラットフォームです。
メタバース内でオークションやセミナーも開催。
カリフォルニアを拠点とする非営利団体「Decentraland Foundation」が開発を行い、世界中の投資家や企業から支援を受けて運営されています。
初期販売にてすべての土地が購入され、現在では二次流通で売買が行われています。
「The Sandbox」は、ゲーム愛好家やクリエイターが多く集まるメタバースプラットフォームです。
その集客力に目を付けた企業や投資家も集まり、日本だと、スクウェア・エニックス
エイベックス、SHIBUYA109が土地を購入。
Adidas、GUCCI、Warner Musicの大企業も参入しています。
メタバースのゲームコンテンツという観点では、とても強いプラットフォームです。
「XANA(ザナ)」は、ニューヨークとドバイを中心とした世界5カ国に事業を展開する「NOBORDER.z(ノーボーダーズ)」が運営するメタバースプラットフォーム。
代表者は日本人です。
強みは大企業とのコラボや有名IPを使ったコンテンツ展開。
東京オリンピック、パラリンピックと紐付いた「Kotoハートフルミュージアム」やイタリアの「ミラノファッションウィーク」を企画。
ULTRAMANとのコラボ、鉄腕アトム×地方自治体など、うまく有名IPを取り込んできました。
最近では、芸能人の木梨憲武がXANAに参入し、バーチャルギャラリーを作ることが発表されました。
同じく、芸能人の手越祐也もメタバースライブ、NFTのリリースなどをXANAで計画中とのこと。
勢いそのままに、たった9時間で6億円分のメタバースの土地を販売するなど、いま注目されているメタバースプラットフォームです。
最後に、「Rium(リアム)」も紹介します。
Riumは、株式会社Translimit(トランスリミット)により運営されています。
スマホゲーム分野で数多くの開発実績があり、脳トレアプリ「Brain Wars」はリリース後に8カ月で1000万ダウンロードを達成するなど、コンテンツ制作には定評があります。
現在ではRiumにて、国内を代表するNFTプロジェクトとコラボし、メタバースのイベントを企画・制作中。
土地の販売機能はこれからですが、NFTとそのNFTコミュニティのファンを取り入れる戦略は、とても期待がもてます。
3:人とコミュニティをちゃんと見る
現状、日本国内で投資しやすいメタバースの土地は、メタバースプラットフォームのCEOや関わっているインフルエンサー、そしてコミュニティの様子からも判断すべきです。
繰り返しますが、土地の画像やグラフィックだけで投資するのはオススメしません。
土地の上に作られるコンテンツや集まってくる人々が、どのような層の人たちで、どんなコミュニティによって支えられているか?
そこまで見た上で投資額を決めるべきです。
各メタバースプラットフォームのSNS、DAOなどを覗いてみましょう。
価値が上がりやすい土地には必ず、集客の基礎となるコミュニティが存在します。
中身をしっかり作れる企業、団体、チームなのか?
コンテンツの面白さ、収益性を継続的に維持できるコミュニティが育っているのか?
ここは、大切な調査になってきますね。
メタバースの土地投資の問題点
投資をしたいメタバースの土地を見つけたとしても、以下の2点を意識して行動しなければなりません。
仮想通貨の不安定さ
デジタル資産であるメタバースの土地は、おおむね、仮想通貨で売買されることが多いです。
仮想通貨の価格変動(ボラリティ)は激しく、なかなか安定しません。
余剰の投資金で参入するのが無難です。
原資回収に時間がかかる
NFTやWeb3.0と同じようにメタバースの産業自体、本格的に立ち上がってきたばかりです。
どのメタバースプラットフォームが生き残るのか、コミュニティが盛り上がっているのか、コンテンツが充実しているのか、長い目でみる必要がありそうです。
それ故に、投資した分の原資回収に時間がかかることは間違いないでしょう。
メタバースの土地投資を考えているなら、長期で関わっていく覚悟が必要ですね。
メタバースの土地の価値を上げるもの
メタバースの土地の価値を上げるのは、コンテンツ、集客力そして将来性です。
これらをできるだけ正確に判断するのが、投資前の調査では必要になります。
強いコミュニティ
例えば、今回紹介した「Decentraland」では、運営資金はすべての土地を売却し調達しています。
購入者はDAO(分散型自立組織)の一員として、コンテンツの拡充に貢献できます。
ユーザー主導でのコンテンツ開発、ユーザー主導での居心地のいい空間作り。
そんな魅力に惹かれた新しいユーザーが入ってくる仕組み。
こうした流れが、土地の価値を上げやすい要因になってきます。
これは、「The Sandbox」「XANA」「Rium」でも同じですね。
強いコンテンツ
しかし現在では、圧倒的にコンテンツメーカーが不足してます。
土地に投資ができる投資家や企業はいますが、中身を作れるチームやクリエイターが少ないのが現状。
集客力と収益化が望めるメタバースコンテンツの制作が急務なのです。
私たちOsushi Voxel Studioでも、よくお問い合わせと相談を頂きます。
The Sandboxに特化したボクセルアバターやワールド作り、PV制作も行っております。
スタジオの第1弾作品は、The Sandbox公式でも紹介されました。
現在は、大型の土地区画「エステート」にて、国内トップクラスのNFTプロジェクト「CNP(CryptoNinja Partners)」より依頼された、音楽LIVEやアスレチックも楽しめる空間を制作中です。
また、制作プランナーには、「メタバース初詣2023」で約1,000人集客、記念NFT販売で6ETHの売上達成や、「CNP宝島2022」でも約1,000人集客、NFTの販売促進を生み出したスタッフも在籍しています。
The Sandboxに将来性を感じ、メタバースの土地開発などお考えでしたら、いつでもご相談ください。
メタバースの土地への投資は、そこに関わる人々も含めて長期でみていきましょう。
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