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「イメージを汲み取る」ということのむずかしさ

えびおすし

こんにちは！
クリエイターのえびおすしです！


連日暑い日が続いておりますが
みなさまいかがお過ごしでしょうか？


わたしはすでに少し夏バテ気味です。。


みなさん体調にはお気をつけくださいね！


今週のえびおすしのnoteは、
「イメージを汲み取ることのむずかしさ」
についてお送りいたします♪





「イメージを汲み取る」ということのむずかしさ


バルーンコーディネーターとしての過去


わたしは、過去バルーンコーディネーターとして
働いていたことがあります。


大きな会場装飾はもちろんなのですが
日々、バルーンとアートフラワーを組み合わせて
花束やボックスに入っているような
アレンジメントの制作もしていました。


バルーンショップは
実店舗を構えていないところも多く
ネット販売のみされているところもあるのですが
わたしは、実店舗がある
バルーンショップで働いていました。


実際にお客様から
何に使うものか何色がいいのか
どんなイメージがいいのかなど
お話を聞きながらオーダーメイドで制作をします。


お祝い事にお使いになられることが多いのですが
そのときに、結構な頻度で言われるお言葉
「なんかいい感じにしてください」


これ、困ります。笑


センスや好みは、人それぞれで
「いい感じ」というのは
人によって全く異なるからです。


リピーターさんや
比較的自分に好みが似ていると感じるお客様だと
ある程度「いい感じ」が想像できるので
そんなに困りませんが


例えば初めてご来店されたお客様で
そもそもおっしゃっているイメージが
わたしの中で全く理解できなかったり
私なら絶対にしないであろう配色を指定されたとき
本当に困ります。


全くわからない「いい感じ」
を汲み取らなければならないのです。


お店の雰囲気やSNSでのお写真などを見て
このお店なら「いい感じで！」と
オーダーしても大丈夫であろう
と信頼してくださって
言ってくださっているのだとは思うのですが

それでもやはり、お話をすればするほどに
「わからない、全然理解できない」となる場合もあり

お客様がご想像されるイメージを汲み取ったり
こちらが想像するイメージを伝えたり
それをまた合致させていくことは
本当にむずかしいことだなあとすごく感じていました。


逆に、お客様のご希望で
わたしなら絶対に選ばないであろう配色や組み合わせから
新しい素敵な出会いをいただけることもたくさんあったのですが

なかなかイメージを汲み取ることができない時、
わたしが理解していないということを
お客様に悟られないようにしながら
(不安感を与えてしまってはいけないので。。)

少しずつ探り探りで
イメージをつかんでいく頭の中の作業というか
それが結構大変でした。


とはいえ、最終的には
ご満足いただけていたようなので
なんとか汲み取ることはできていたのかもしれませんが
自分的には納得のいかない作品をお届けすることもありました。


オーダーメイドなので
お客様に満足いただければそれでいいのですが。。。


わたしは、自分が「良い」と思えないものを
自分の作品として、世に放つのは
正直なところすごくストレスでした。
（これについても話したいけれど、今日は違うテーマなのでまたいつか。。笑）








白って200色あんねん


「白って200色あんねん」
アンミカさんの有名なお言葉ですね。


これは実際には
アンミカさんがおっしゃった言葉ではなく
パリコレオーディションに落ちた際に
面接官から言われた言葉だそうです。


白は、200色あるのに
なぜあなたは自分に似合わない白を着ているの？


ということだったらしいのですが



制作をしていると
このお言葉が、しょっちゅう頭をよぎります。




この画像の２色
あなたには何色に見えるでしょうか？

ピンク、グレー？それともベージュでしょうか？








こうするとどうですか？
背景色を変えただけで少し違って見えませんか？

制作をしている身としては
お恥ずかしい話ではあるのですが
私には色彩の専門知識はありません。
全て自分の感覚のみでやっています。


そのわたしの感覚で
ざっくり先ほどの２色を言葉にするのならば
左は、ピンクグレージュ
右は、グレーです。


「ピンクグレージュ」というのは
私の中では「グレー」に分類されます。


けれどこの画像を見た家族は
その「ピンクグレージュ」を
「ピンク」だと言います。



そうか。ピンクなのか、これは！
自分の中ではグレーに分類していたので驚きでした。



でも、そうだよな、
ピンクと言われればピンクだ
と思いました。

あの色を「グレー」に分類する
私が少数派でおかしいのかもしれませんが
このように色ひとつでも
人によって受け取り方が違うのだなということがわかります。


特に先ほどのような曖昧な色味だと余計です。


わたしは「グレー」と言っていますが
どちらも赤系の「グレー」なので
「ベージュ」と考える人もいるかもしれません。


青系のほうが「グレー」の中の「グレー」って感じがします。

左に青系のグレーを置いてみました。
すると右は先ほどと同じ色なのに
少しベージュっぽさが強く見えませんか？



もうこれは一体「何色」なんでしょうか？笑
わからなくなってきました。笑


けれど、先ほど、
「わたしには専門知識がない」と言いましたが


おそらくお客様のほとんどが
専門知識なんてものはないです。


だからこそ
先ほどの色を何色と捉えているかによって
お話が全く変わってきます。


ご注文をお受けするには
それを聞き出さなければならないのですよね。


自分が思っているその「白」と
お客様が考える「白」が一致しているのか。


お客様が考える「白」は
私にとっては「アイボリー」かもしれない。




白って200色ありますからね。笑







希望イメージが全く伝わらない看板屋さん



そもそもなぜこの記事を書こうと思ったのかというと
最近改めて「イメージを伝える、捉えるというのはむずかしい」
と感じる出来事がいくつかあったからです。


その中でひとつだけお話しします。



友人が、仕事で看板屋さんに
看板を依頼しているけれど
どんなに説明しても
たくさん参考画像を見せても
希望のイメージが全く伝わらない
と言っていて


友人が希望するイメージと
それを見て看板屋さんが提案してきたイメージを見せてもらいました。


それはそれはもう、全くと言っていいほどに
友人の希望するイメージが伝わっていなくて
けれど、なぜ、伝わらないのかがわからないくらいに
友人はわかりやすい配色イメージと参考画像を見せてくれました。


私には、その友人の希望を聞いて
看板屋さんが提案してくるものが
なぜこれになるのか、ということが
全く理解できないほどに違うものでした。
(友人も撃沈激怒しています。。)


けれど、先ほどの色のイメージのように
受け取り方が全くと言っていいほど
友人と看板屋さんで違うのかもしれません。


だからどんなに説明をしても
分かり合えないのかもしれません。


もう何ヶ月も話がまとまっていなくて
友人も疲れ果てています。


とりあえず友人の希望を聞いて
看板の希望イメージを寸法まで合わせて
私が参考資料を制作しましたが
それで、うまくいくのかは、わかりません。。


友人の希望通りの看板が仕上がることを祈っています。






そんなむずかしさゆえに、お仕事募集をすることができていない



SNSで「お仕事、ご依頼お待ちしています」
と書かれているイラストレーターさんよく見かけます。


私もいつか大々的にそのように
お仕事の募集をしたいと思っています。


ただ、ここまで話したように
様々なむずかしさを経験したからこそ
色々考えてしまって
積極的にはお仕事の募集ができていないです。


いただけるのであれば
お仕事はもちろんしたいのですけれどね。


バルーンのときのように
ご依頼に沿って制作をして
自分の納得のいかないものを世に出したくない
というのも大きいです。



（底辺クリエイターがなんか言ってます。笑）



（だからお前は底辺なんだよ！！）



（あ、、、すみません。。笑）



でもほんとにね、
みなさんセンスそれぞれなのでね
配色とかレイアウトとかね
もしもご希望に沿って制作をして
少しでも納得できないと感じるものを
世に放たなければいけないのであれば
それは私にとっては違うので
やりたくないのですよね。
それでお代をいただくなら尚更にね。。



納得のいかないお仕事でいただいたお金で
食べるお寿司はきっとあまり美味しくないです。
（お寿司はいつでも、美味しいですけれどね。笑）



とか言ってSNSには
妥協して投稿しているイラストが多々あります。。笑
日々修行中ということで
納得のいかないものも
隠さずに全て見ていただこう！というわけです！笑



まあ、なので、友人や知り合いなどの依頼は
大変ありがたく受け付けていますが。。
今のところそういったことも考えると
どのような形でお仕事を募集するのがいいのかなど
まったく定まっていないということもあり
まだまだ準備中です。


お問合せ窓口すら用意していません。
Xでは、フォロワーさん以外DMこない設定です。
インスタでは、開放していて
お仕事のオファーもいただきますが
怪しいものが多いのと
とりあえず誰にでも送っているのだろう
と感じるものが多いので返信していません。


一応HPには、
お問い合わせ窓口というか
メールを載せているので
本当に私にご依頼をしたいと考えてくださった方は
そちらからご連絡をくださいます。


お問い合わせはこちら、とか
全く書いていないのに
本当にありがたいことです。


もっともっとイメージを汲み取る力や
表現力などをしっかりと身につけて
準備をしっかりと整えて
おっけー！準備万端！という状態で
いつか「お仕事受付中です！」と書きたいです！



最後に


ちょっと徐々に何を書いているのか
なんの話だったのかわかんなくなりつつもありますが
自分の中でのイメージや
相手の中でのイメージを合致させるということは
大変むずかしいことだ！
というお話でした。笑


少し長くなってしまいましたが
読んでくださった方
ありがとうございました。





普段はXメインにて活動しております。

平日は毎日イラスト投稿を行なっておりますので
もしも興味を持っていただけたら
見ていただけると嬉しいです。





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