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こわいものだらけだった!

小さいころはこわいものだらけだった。

ぬめぬめと得体のしれないカエルがこわい。
大きな毒キノコがこわい。
暗闇がこわい。


🍄


あれは夢だったんだろうか。

まだ幼稚園のころ。
台風だか嵐だかの夜だった。
父を迎えに行ったのだろうか。
ひとりで傘をさしてアパートを出た。
すぐそばの花壇まで来たとき

カッ!!

とあたりが光り、その瞬間花壇に

ベルの形をした大きな赤い毒キノコと、
黒々とした大きなカエルが鎮座しているのが見えた。

大雨のなか恐怖で張りついた。
声もあげられず一目散に家に帰った。

幼いときの恐怖✖️不気味フォトジェニックな
瞬間であった。


🐸


長じて小学校低学年のとき。
当時住んでいた社宅のアパートでは、
台所スペースの先にお風呂とトイレがあった。

寝る前にトイレに行くには、
台所の小さな照明だけが頼りだった。
蛇口の脇にあるスイッチで、レバーを上下させて
つけたり消したりしないといけない。

その日もトイレを済ませてスイッチに手を伸ばした。
ぼやんとした小さな灯りのなか、
スイッチの近くに何かいる

何かいる!

!!!

白いトカゲみたいのが
ヒュッて闇に消えた。

「お母さん!トカゲがいる!」
心臓をバクバクさせて居間に飛びこんだ。

「ああきっとヤモリねえ」

と涼しい顔で言う母。

私はそのときヤモリという生き物を初めて知った。
漢字で書くと「家守」。家を守ってくれるという
ジンクスみたいなのがあることも知った。

ちなみに母は都会育ちで虫とかカエルとか
ダメなのである。
母が見ていたら絶対絶叫してるはず。


そんなこんなを、
ゆらゆらミルコさんの記事を読んでいて思い出しました。

私は井森みゆきさんは知ってますが(テレビで)
イモリは見たことがありません。
ネットで検索する勇気もありません。
なのでイモリとヤモリがごっちゃになることもない、
というかそのとき以来ヤモリを見ていません。


子どものころはユウレイの概念はなかったけど、
ぬめっとしたものや じめっとしたところ、
不気味なもの、暗闇がとにかくこわかったです。


なんの話でしたっけ?
どうでもいいか。


どうでもいいか は
こちらの蒔倉 みのむしさんの記事から。


ミルコさん、みのむしさん、
勝手にリンク貼らせていただきました!

画像は あつかまくん 様にお借りしました。


それではこれにて!

(ひとりライラン79日目)

#なんのはなしですか
#どうでもいいか


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