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2023.9.6


睡眠を削ってハードワークしたり、ストレスフルな環境に身を置いてシビアな仕事をしたり、朝早く出て夜遅くに帰ってきたり、といった働き方が「正解」で「よい」ものだと思っている節が自分にはあって、その呪縛がなかなか抜けない。もちろん人にその考えを押し付けるつもりはないし、逆にハードワークしてる人は悪だというつもりもない。多分ずっとハードワークをしていた父を見て育った(最初の三つ全て当てはまっていた)ので、無意識レベルの考えに植え付けられてるんだろうな。

具体的に言えば朝6時に起きて8時には出勤している友人の姿を見て自分にはできなくて悔しくなったり、年間100日以上調査に励む人の話を聞いてやっぱり自分にはできなくて悔しかったり。その分自分が効率よく何かを生み出している気もあんまりしないので自分は置いていかれるばかりなんじゃないかと思ってしまう。

他人の光の部分と自分の陰の部分だけ見るのは良くないクセですね。


全然違う分野の人(違う研究分野とかじゃなくてもっと違う仕事してる人)と最近全然新しく知り合いになってないなと思った。というかここ1年くらいの自分の世界がすごく狭い。鳥屋と貝屋とちょっと違う分野の研究者としか交流してない。知らない常識とか考え方とかに触れていたい。


夜間調査が天気に左右されて、それで生活も振り回される季節になりました。色々試してみた結果、デスクワークは朝型の方が捗ることがわかっているのでできるだけ朝型の生活を長く確保したいのだけどなかなか両立が難しい。繁殖期は午前中の調査ばっかりだったからすごく両立しやすかった。

多分他の人よりも野外調査に出てる時間が長いと思う(実際いろんな人から言われる)。それは1年に1回しかデータが取れないことへの恐怖からテーマを複数抱えているからなのだけど、裏を返せばそれぞれの種に対して毎シーズン100%の力でアタックできていないことを意味してるのかもしれないなとか思ってしまった。デスクワークの時間が取れないってことはアウトプットのペースも下がるわけだし。実際これ以上ハードにやるのはちょっと無理だな…とか言って諦めてしまうことも割とあるし。


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