日記#15【ひいおばあちゃんの誕生会】

 今年99歳になるひいおばあちゃん。これがホントならほぼ一世紀生きたことになる。どうも胡散臭い。自分の足で歩き、硬いチョコが大好きで、コーラをたくさん飲み、入れ歯が1本しかないひいおばあちゃん。さすがにファンキーすぎないか?

 75歳と言ってもばれなさそうなひいおばあちゃんの誕生会。11時からと聞いていたが、親族で集まると開始時間は遅れるものだ。私のバイトは12時から。しっかりと参加できるわけはない。しかし、参加しないわけにもいかない結局始まったのは11時40分。私は5分間全力で祝いバイトに向かった。姉もそのうち来るのだとそのうち思っていた。

 最近友達の家に泊まることが増えた姉。前日にも泊まりに行く様子だったので開始時間を伝えるととてもめんどくさそうだった。普通に殴りたい。しかし来るには来るだろうと思っていたのだが返ってきたのは23時頃だった。姉には人の心は無いようだ。祖父が死に、医者にも余命は残り僅かと言われているひいおばあちゃんの誕生会に顔すら出さないのは私の感覚ではありえない事だ。ひいおばあちゃんの入院中も一回もお見舞いに行ってなかった。姉は家族を何とも思ってないようだ。

 私は祖父とお酒を飲もうと約束し、私の誕生日の5日前から入院してしまい結局飲めなかった。ひいおばあちゃんはワインが大好きだ。なんとか元気なうちに一緒にお酒を飲みたいものだ。家族水入らずで。


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