映画の感想日記

こんばんは。

観てきました。シン・エヴァンゲリオン劇場版。終わっちまったなぁ…。

たぶんこの感想は誰に読まれることもなくひっそりと息を潜め、数年後新たな生命が芽吹く頃に誰かが見つけたりすると思うので、ネタバレには一切配慮しません。

まず一番大きな感想。
いや、庵野さんめっちゃ説明してくれるやん!!!

正直結構悲しかった。自分は村上春樹の小説とか幾原邦彦アニメとかが好きだったりするので、作品の中に分からなさがあって欲しいタイプの人間なんです。宇宙とか神の数式とか11次元とか素敵でしょ?一体何が起きているのか?なぜここでこの台詞を言わせたのか?分からないし、答えを知ることなんてない。だからこそ、知りたいし、面白い。

でもめちゃめちゃ説明してくれた。しかも懇切丁寧に。あんな喋るゲンドウ見たことない。
旧エヴァで、視聴者を置いてけぼりにしたあの精神の描写ですら、マイナス宇宙という概念をポンと提示されることで、「そういうもの」として理解出来てしまった。そんなことが起きていたんだね、と。

きっと説明したくなかったと思う。苦虫を噛み潰す思いでゲンドウに昔の話をさせたと思う。知りたくなかったとは思わないが、聞きたくなかった。父親が息子にあんなこと言いたくないだろ絶対。でもゲンドウを救うにはそうせざるを得なかったのかな…

どうしても引っかかってしまった。庵野はこんなことしたくないんじゃないのかと。後半は広げた風呂敷を畳むために渋々やってるんじゃないのかと。それでも旧劇のような演出をしても許されるように、あの設定を考えたのではないかと。まぁでもエヴァを終わらせるには、全員を救うにはああするしかなかったとも思えてきた。オタクを納得させるにはきっとこれが最善だ。

前半がマジで最高だった。ケンスケの声が聞こえてトウジの顔が写った瞬間からずっと鳥肌が止まらなかった。絶望のどん底から人を救うのは友愛なのだ。「好き」という言葉一つで、人は救われていい。生きていい。そして生きるために働く。それがこの世の理だ。それを示してくれたのが何よりも嬉しかった

正直いいシーンを上げるときりが無いが、僕の一番好きなシーンはシンジとカジのツーショットです。うぅ…よかったねミサトさん…

あとアスカが救われたのが本当に良かった…ケンスケによろしくな…

僕は記憶力が弱いのでこれくらいしか感想が書けない。かなり感情が動いたのは確かです。映画見たあとめちゃくちゃ頑張って研究できました。たぶんもう一回くらい観に行く。

おやすみ。
おはよう。
ありがとう。
さよなら。

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