ドイツ 子ども手当を増額1人 月3.6万円に 生活費高騰に対処〜すべてがNになる〜

                      2022年11月12日【1面】


 【インスブルック(オーストリア西部)=桑野白馬】ドイツ政府は生活費高騰の危機に対処するため、子ども手当の月額を1人当たり31ユーロ(約4500円)引き上げ、月額250ユーロ(約3万6250円)とすることで合意しました。独メディアが9日、一斉に報じました。
 来年1月1日から施行されます。
 現行の措置では1~2人目までは219ユーロ、3人目は225ユーロ、4人目以降は250ユーロでしたが、いずれも250ユーロに統一されます。
 支給は18歳まで。子どもが高等教育を受けた場合、25歳まで支給されます。保護者の収入要件はありません。
 緑の党のパウス家族相は、エネルギーや食料品の価格高騰で、子どものいる世帯への負担が増しているとして「家庭の負担を大幅に軽減できることをうれしく思う」と表明しました。

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