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第六感どういう風に感じるの?

人によって感じ方が大きく変わる第六感。インスピレーションや、直観とも言いますね。
それは五感を通してやって来る。ふと視えたり、聞こえたり、香ったり、触覚、例えば手がぴくぴくする人などいるらしい。
自分の事しか分からないので、私の第六感の感じ方を書きます。

普段の生活で言葉が繰り返し聞こえる事があり、私はリフレインと呼んでいる。
どんな感じかというと頭の中で繰り返しひそやかに聞こえる。
具体例を話そう。

「アウトレット」「アウトレット」「アウトレット」
ふとした時に繰り返す。ふと聞こえる「アウトレット」
そうね、一日数回~多いともっと聞こえるかな。
なんだろうなと思いながら気に留めていて、都合がいい時にじゃあ行ってみるか。と高速に乗ってアウトレットモールまで行った。

実際にアウトレットモールに来たものの、うろうろしても買うものが無い。
なにもピンと来ない。
まあ、せっかく来たから何買う?
お母さんのいつものカバンが汚れていたな。似た物を買おう。
と、母の気に入りそうなものを取り敢えず買って帰った。

母は軽い認知症で兄と住んでいる。
後日新しく買ったカバンを持って母に会いに行き、バッグをプレゼントしたらとても喜んでくれた。
認知症は子供に還る病気。母の笑顔は子供の様な素直さの満面の笑み、こちらまでたまらなくうれしくさせる笑顔。そんな笑顔をもらい私もとても嬉しかった。
けれど同時に認知症が進み、母は自分でお買い物をするのが難しくなって来ているとその時理解した。

それがきっかけで、ぼろぼろになっていたお財布や靴、服をいっしょに買いに行き揃えた。
毎回母はとても喜んでくれ、また何度も母を訪ねてお出かけするとても良い時間を過ごした。

最初にアウトレットでバッグを買ってから三か月後、母が倒れそのまま亡くなった。
あの時アウトレットに行かなければ、あの時バッグを買わなければ母の異変にも気づけずにそのままさよならしていたかもしれない。
あの時間を持てた事がとても有難かった。
最後に私の良い面だけを見て、母の良い面だけを見てさよなら出来た。本当に有難い。

この経験はとても良い経験となり、その後リフレインが聞こえる度になるべく行動している。

私の場合リフレインは人と人の間を取り持ってくれている気がします。
何がどうなっているのか本当に分からないけれど、なんだか有難いシステムだなと思います。

だれもが持っている第六感、ただ使い方が分からなかったりどの感覚なのかあいまいなだけ。
私もただの空耳みたいに聞こえる。
「アウトレット」にも何の意味もないのかもしれない。後付で私が意味を付けているだけかもしれない。
でもそれでもいいなと思うのです。何度もリフレインに助けられているし有難いと思っている。
私がそれで幸せなら良いと思うのです。

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