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マスターデュエルのゲートボール大会-アンリミ杯1103環境EX 優勝デッキ:TG墓守の解説記事

今回は第5回アンリミ杯1103環境EXで優勝された、よわさんに使用デッキであるTG墓守の解説記事を書いていただきました!



◼️デッキレシピ


◼️確定枠

この構築の基盤は以前に優勝されたohkamiさんが使用されたTGガジェットを参考にしたものとなります。



ガジェットギミックが墓守ギミックに変更されていますが、元々自分が最初に目をつけたのは墓守ギミックではなく墓守の偵察者だけでした。

偵察者は流行りのTG、天狗、クリッター等のリソースモンスターによるビートダウンに対してカウンターでメロウガイストを投げつける事をサブプランとして色々なデッキで常に想定していました。

また、守備2000とビートデッキに対して無類の強さを誇っておりライオウやグアイバに対しての耐性も上がります。

パルキオンは出ないけど一応シンクロにも使えるし3ガジェが成立するなら偵察者でも強いのでは…?と遊戯王neuronで墓守カードを調べてみるとそこには正史には存在しない見知らぬ坊主が・・・

なんだこのおっさん!? 墓守の召喚師? でも海外新規だったような・・・えっ、アンリミ杯は海外新規使用可能だって!? こんなん入れるしかないやん!!!

こうして墓守カードが増えていった次第です。

前置きが長くなりましたが、このデッキのメインコンセプトは下級モンスターと貪欲でリソースを維持しつつ強力なシンクロモンスターと罠で相手をコントロールする除去ミッドレンジビートとなります。

このコンセプトはTGガジェットにも通づる部分がありますが、1番の違いは何といってもトリシューラの出しやすさにあります。

1ターンのラグはありますがストライカー+偵察者+召喚師で手札2枚からトリシューラが成立し、素材となった召喚師の効果で後続を回収できるので実質1枚分のアドバンテージの消費で抑えられるのが最も魅力的です。

一見素引きが浮いてしまいがちに思える召喚師と末裔でしたが、偵察者と同時引きした際に末裔で除去を行うプランが想像の8億倍強くてライオウやお触れの除去等で大活躍しました。

能動的に墓地肥やしに貢献してくれるので貪欲な壺との相性も抜群です。

以上墓守ギミックの利点を上げましたがガジェットにはガジェットの利点があり、上位互換という訳ではないので好みな方を使ってください!

◼️自由枠

実質確定枠のようなカードが多々ありますがデッキ構築の際に先入観を与えたくなかった為自由枠に回しています。

妨害構成は極めてオーソドックスなものであり環境全体を広く見れるカードを多く採用していますが、環境の偏り次第で要所変更していきます。

アンリミ杯1103環境EXでは王宮の弾圧と血の代償が生成不可で使用できない事、カラクリ、六武衆、暗黒界の使用率がそこまで多くない事から永続に対する意識を下げ砂塵はメイン採用せず盗賊の七つ道具を採用しています。

1つの明確な勝ち筋としてトリシューラを通す事を意識しているので神の警告や2本目以降に採用されやすい連鎖除外や黒角笛等を弾けるのは評価が高いです。

メインギミックの補助輪として能動的にストライカーを持ってこれるトゥルースリインフォースを採用し、墓地肥やしの回転率が上昇する事から貪欲な壺をフルで投入しています。

召喚師の増量もありですが、初手でガイドか天狗か偵察者のいずれかを引いておきたいので増やす場合はデッキのバランスを考慮する必要があります。


◼️サイドデッキ

以前天狗植物の記事に記載した事と同じ部分があるので簡潔的に解説していきます。


《DDクロウ》

主に天狗植物意識。その他ヒーロビートや墓地利用デッキ等に投入

《スノーマンイーター》

ラギアの解答として採用。古からのビートダウンキラー

《ヂェミナイデビル》 《墓守の監視者》

言わずもがな暗黒界対面。監視者は召喚師からのサーチが可能

《TGラッシュライノ》

ビート対面TGワーウルフとの入れ替え候補枠。入れ替えずそのまま投入する事もしばしば

《連鎖除外》

代行天使意識。展開デッキには大体刺さるという噂も

《昇天の黒角笛》

同型対策。ライフコストが無い3枚目以降の警告のような感覚

《次元幽閉》

ビート意識。その他TGモンスターやゼンマイン等にも

《砂塵の大竜巻》

対永続用。先述に記載した対面やその他サイドの永続プランに


◼️サイドチェンジについて


自分はこの手のデッキを使用する事があまり無く、対人戦をせず大会に持ち込んでいるのでサイドチェンジの入れ替え候補だけを上げる形となります。

かなり曖昧なので自分の中で考えがある方は自分の考えを優先してください!

入れ替えの枚数が一致しているものもありますが飽くまでも候補です!


・対天狗植物

トゥルースを残して早い段階でトリシューラの圧を掛けるプランと奈落を残してリソースモンスター軍団で除去ビートする2パターンを想定しています。

サイド後はライオウが入ってくる可能性がある為先攻時は奈落を残しておいた方がいいかもしれません。


・対兎ラギア

ラギアに限らずアドバンテージの発生源が限られているビートはリソースを失わない事を意識した罠踏みと貪欲な壺の手数によってジリ貧になっていきます。

ビート対面はライフを維持しつつ不要にリソースを消費する展開を避けアドバンテージを失わない事を意識すれば比較的有利に立ち回れるかと思います。


・対天狗TG系

幻獣の角が入ってるビートタイプには次元幽閉を優先し、トゥルース貪欲基盤のTGガジェットや同型にはDDクロウを優先します。

メインギミックの奈落に対する耐性の高さを考慮すると次元幽閉の方が優先順位が高いと考えますが要調整です。


◼️採用はしていないが欲しいと思ったカード

採用はしていないが欲しいと思ったカード

TG墓守としてのメインギミックは完成系に近いと感じているので墓守自体を別のギミックにしない限り弄る必要はあまりないと感じています。

メインデッキの自由枠も無難な構成にしている為今回はサイド枠から2種類上げていきます。

《増殖するG》

以前までは採用しており、植物系以外の展開デッキが環境にほぼいなかったので対植物最強メタカードであるDDクロウに振り切りましたが、今回六武衆とカラクリに当たったので入れ直すか検討中です。

増殖するGは最低限の役割を果たしてくれますが、この低速環境において1ターン分のテンポの購入があまり強く無いと考えています。

できる事なら専用メタカードに枠を回したいのですが、サイド枠と要相談で枠が無さそうなら広く見れる増殖するGを入れようと思います。

《昇天の黒角笛》

主に同型対策で増量を検討中です。

先程サイドチェンジでDDクロウを候補として上げましたが打ち所が限定的すぎて必要であるかやや疑問です。

自分は現状トゥルース貪欲基盤のデッキが最強格であると考えているので同型の意識を薄くし過ぎたのは良くなかったと思います。

と言ってもこのカードも直撃すると言う程刺さる訳ではないのでこの手の基盤デッキの対策には頭を抱えています。

天狗TGは対応力が非常に高く中々良い対策カードが見つかりませんがもしあればそちらを優先します。


◼️最後に


ここまでご覧いただきありがとうございます!

アンリミ杯ルールは海外新規の使用可能でデッキ開拓の余地がまだまだあると思うのでデッキを考えるのが楽しいです!

1103の他にも色々なレギュレーションで開催を予定されているらしいので興味のある方は是非参加してみてくださいね!


以上が今回の解説記事になります!

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