動画コンサル事例1(整体サロン)
YouTube動画活用のコンサル案件をいただきました。
整体サロンの動画チャンネル、その他SNS関連のご相談。
少し前にYouTubeチャンネルを立ち上げ、美容やストレッチのジャンルで、週に2本ほどのペースで動画を配信。
実店舗への集客兼、YouTubeからの広告収益を狙いたいとのこと。
今回の悩みは、チャンネル登録者数、再生数のアップ、収益化までにどれくらいかかり、どれくらいの収益が見込めるか、など。
ビジネスへつなげる動画と、広告収益狙いの動画
まず、
「実店舗への来客につなげる動画」と、「動画の収益化を狙う動画」では、目的が違うので、動画の作り方が違うということです。
【店舗への来客につなげる動画】
来客してもらうための動画では、お店の特徴を前面に出し、スタッフや店内の楽しさをたくさん見せる。
為になる情報を発信しつつ、Vlogのように素人感を出し、親近感を得ることが必要です。
自店のマーケットエリアにだけ見てもらえれば良いので、チャンネル登録者をたくさん集める必要はありません。
見込み客を増やし、集客導線を作る、また、既存顧客に見てもらい、リピーターを増やすための動画になります。
【広告収益を狙う動画】
YouTubeの広告収益を狙うなら、チャンネル登録者数を増やし、再生数を伸ばさなければならないので、コンテンツを重視します。
出る人のビジュアルや人間味、いわゆるタレント性も必要になります。
また流行りのテーマを取り上げ、人気動画の関連チャンネルに乗りやすい施策が必要になります。
もちろん、チャンネル登録者が増えることで、
広告収益が上がるチャンネルでありながら、結果的に店舗への集客につながることはあります。
今回はできるだけチャンネル登録者数を増やして、広告収益も狙いたい方向で話をすすめました。
YouTube動画もマーケティングの基本を
次に誰に見てもらいたいか。
リアルビジネスであれば、どんな人に買ってもらいたいのか。
いわゆるペルソナ設定です。
マーケティングに携わる人であれば「ペルソナ」を設定していると思いますが、改めて説明すると、
「ペルソナ」とは、自社の商品やサービスを売りたい人の詳細な人物像のことです。
実際にそのような人がいるかのように、
年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル…
などリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
ちなみに、ペルソナと似た言葉として「ターゲット」という言葉もありますが、
「ターゲット」の「30~40代女性」という大まかなものではなく、
ペルソナでは人物像をより細かく、深く設定していきます。
そうすることで、顧客のライフスタイルが見えてくれれば、動画配信のペースや、配信時間、動画の長さ、などが自然に決まってくるのです。
やみくもに配信するよりも、ペルソナ設定に裏付けられた動画配信をすることで、見る人に刺さるチャンネルになります。
ジャンルは絞る
ペルソナが決まったらジャンルはぶれないことです。
せっかくペルソナを設定したのにもかかわらず、
気まぐれで、美容からアウトドア、グルメなどさまざまな動画を配信していてはチャンネル登録者数は増えません。
もし他のジャンルもやりたいのであれば、それは別チャンネルを立ち上げるべきです。
チャンネル登録者数を増やしたいのであれば、チャンネルのジャンルは絞れば絞るほど良いのです。
視聴維持率をキープする
よく視聴回数より大事だと言われるのが視聴維持率です。
10分の動画を10分間最後まで見てくれる人はほとんどいません。
多くの視聴者が途中で離脱してしまいます。
この離脱するポイントを見て、適切な施策をし、改善していくことが必要です。
このほか、
・YouTubeの動画の収益に関する具体的な金額の話、
・YouTubeを始めたばかりのチャンネルが再生数を伸ばす方法、
・SNSとYouTubeの連携など、
1時間みっちりアドバイスさせていただきました。
これからこのチャンネルが大きく伸びるかどうかは、YouTubeの気まぐれなアルゴリズムによる部分が大きいですが、
今回の具体的な施策をしっかり取り入れて、反映していけば、間違いなく変化が現れるはずです。
これからがとても楽しみです。
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