見出し画像

陰嚢(いんのう)湿疹と戦った男の話【第8話】~漢方~

男性の5人に一人がなるといわれる「いんのう湿疹」。

陰嚢湿疹を患ってしまった私が、男としての困難を乗り越え、無事完治した話を何話かに分けて綴りたいと思います。

陰嚢(いんのう)湿疹に悩む方への参考になれば幸いです。

「第7話~病院でも治らない?~」はこちらを)


どうやっても別れられない「カユ美」との関係。

本当のところ「カユ美」はどこからやってくるのだろうか?

今一度、じっくりと彼女のことを考えてみることにしました。

画像1

再度インターネットでいろいろ検索してみると…


興味深い記事にたどり着きました。

そこに書かれていたことを抜粋すると…


・陰嚢湿疹はいろいろな要因が複雑に絡み合って起こる。
・皮膚のかゆみの原因は体内にあることが多い。
・偏った食生活や、睡眠不足、ストレスなどが原因で体内環境が乱れるとホルモンバランスが崩れ、皮膚炎を発症しやすい。
・そしてそれは外部からの刺激を受けやすい場所、たとえば蒸れやすい箇所や乾燥しやすい箇所、下着のゴムなどが当たる場所など…。


原因が定かになっていない陰嚢湿疹ですが、これを読むと確かに思い当たるふしがあります。

体内環境から皮膚に痒みが出て、蒸れやすく、刺激を受けやすいオマタが特に痒くなり、それを掻き崩すことで、さらに皮膚が敏感になってしまう…

という、カユ美スパイラル。

画像6

この仮説が確かであれば、まず体内環境を整えないことには、いくら外から薬を塗っても意味がありません。


さらに調べると、

体内環境を正常化するには、「冷え」が大敵なのだとか。

たしかに私は体温が低く、「冷え性」でもあります。


まずは体温を上昇させ、冷えない体になる必要があると思いました。

そこで私は、またインターネットで調べました。

「陰嚢湿疹 原因 体内」

その結果、

とあるページに行き当たります。

そこは「漢方薬局」のサイトで、そこの先生自らが、過去に陰嚢湿疹になり

漢方薬で改善した、という体験談でした。

「漢方薬」

画像2

たしかに体内から改善するにはいいのかもれない。

漢方というと即効性はなさそうなイメージですが、しっかり体質に合っていれば、すぐに改善症状が出るそうです。

これまで漢方薬などは試したことがありません。


半信半疑ながら、私はワラにもすがる思いで、そのWEBサイトのメールフォームで陰嚢湿疹のための漢方薬を処方してもらうことにしました。

まずはメールでのやりとりで質問され、顔や口内の写真を送ったりして、しっかりと問診してくれます。

その後、3日ほどで送られてきた「漢方薬」。

分量は一ヶ月分。

結構な量でした。

エキス顆粒が包装されていて、これを一日3回飲むのです。

味は漢方特有の草苦いザラザラ感。

画像3

カユ美から逃れたい一心で、飲み続けました…。


飲み始めてからも、カユ美は一向に収まらず、

フェミニーナ軟膏を併用しながら、なんとか凌いでいました。


このころ、フェミニーナだけではなく、乾燥肌や皮膚炎に効果があると言われている白色ワセリンも使っていました。

赤ちゃんなどに使う「プロペト」です。

画像4

プロペトはワセリンでも品質が良いらしく、お値段もまあまあするのですが、

下着やズボンの擦れからくる刺激を軽減してくれました。


それでも、毎晩のようにやってくるカユ美…。

家庭にも仕事場にもやってくるカユ美…。

もう限界か?…。

やはりもう一度、皮膚科を受診しようかと思っていた時です。

画像5

「第9話~緩和~」へつづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?