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トランプ大統領の国内経済政策

「もしトラ」という言葉が一部の報道で流れているのを見る。 個人的にあまり好きな言葉ではないが、皆目一致する見解は、「トランプ氏が新しく大統領になったら何をするのか?」というものである。 恐らく、多くの人は、第1期目の延長線上である、対中関税やパリ協定の脱退、自由貿易協定の不参加、国連への補助金停止などを予想するだろう。 安全保障に関心のある人であれば、対中国、対北朝鮮、対イラン、親イスラエル、親ロシアを行いながら、同盟諸国に米国の安全保障の利益を受ける対価を求めてくると

    • 金融政策と為替の誤解

      時々、金融政策と為替について誤解が散見される。 誤解とは、「金融政策は為替レートのコントロールを狙わない」というものである。 しかし、これは少し誤解がある。 正確には「金融政策は、為替レートのコントロールを狙う時もあるが、表面上、言わない」でらう。 恐らく誤解を信じる人はそう思うであろう。 教科書的に、金融政策は「物価」と「雇用」(+金融システムの安定)というダブルマンデートを目指して行われてきた。為替を目的としていない。 これはこれで正しい。 しかし、どこに誤解があ

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