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野洲のおっさん「子ども塾」レポート 5/23(木)「歌はともだち」

野洲のおっさん「子ども塾」レポート 5/23(木)

「歌はともだち」

今週は、5年生7人、4年生2人、2年生2人、1年生1人の合計11人が来てくれました。

子ども塾は、終了の15分前から歌を歌います。

と言っても決まった歌がある訳ではありません。

子ども塾の絶対ルールである「すこしずつ、かしこく、つよく、やさしくなる」に従って、歌いたい子がリクエストを出して、私がYoutubeで検索して、見つかればそれを歌いたい子達が歌うというとても柔軟なルールで運営しています。

そもそも半年前、私が子ども塾の塾長になった時、来てくれている子は1年生の女の子一人で、そんな小さい子と約90分マンツーマンで対応することに慣れていなかった私が、苦し紛れに「歌でも歌う?」と訊いたら、「歌ってもいいんですか?」とその子が返答して、今日に至っています。

私が「歌でも歌う?」と訊いたのは、私が歌が得意なので、歌ならいいところを見せられるだろうと思ったからです。

(因みに、私はプロのシャンソン歌手てす。デビュー2年目です。)

その子も歌が大好きで、「大きなのっぽの古時計」「ドレミの歌」「勇気100%」等々、昔私も歌ったことのある歌や、聞いたことのある歌をリクエストしてくれて、残り15分は充実した楽しい時間になりました。

少しずつ子ども塾に来てくれる子どもさんが増えて、残り15分の歌の時間に参加してくれる子どもさんも増えて来ました。今では、常時6人くらいで歌うようになりました。

子どもさんが増えるとリクエストも増えるので、基本は早くリクエストをしたものを優先して、同時に何曲か声が上がると、出来るだけみんなの知ってる歌える曲を選ぶことにしています。

みんな楽しみにして大盛り上がりなのは嬉しいのですが、私にとって困ったことが起こって来ました。

最近リクエストされる歌を私が全く歌えないのです。

単純に知らないということではなく技術的な歯が立たないのです。

「うっせいわ」「アイドル」「マッシュル」「勇者」これらの曲がここ数週間連続してリクエストされていますが、サビ以外全く頭に残りません。練習をしても全く歌えそうな気がしません。子ども達が楽しそうに歌っているのに合わせて口パクしていますが、頭の中は「何でこんなの歌えるの?」と焦りまくっています。

一人の子に「歌詞聴き取れる?」と訊いたら、大きく頷いて「聴き取れないんですか?」と訊き返されました。

「聴き取れない。」とはっきり言えなかったのは、プロ歌手の小さなプライドです。

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