野洲のおっさん「子ども塾」レポート 4/25(木)「子どもってオモシロイ!」
野洲のおっさん「子ども塾」レポート 4/25(木)
「子どもってオモシロイ!」
今週は、5年生7人、2年生4人、1年生1人の合計12人が来てくれました。
毎回、「おにぎりがない」「お菓子がない」と言っている子ども塾ですが、今日は開始15分でいつの間にか殆どお菓子がなくなりました。
この時人数は6人、みんなそんなに慌てて食べてる感じでもない。
でもお菓子約20人分が、煙のように消えてます。
「これでは、後からの子がかわいそうや。持ってる分をちょっと戻して。」と私が言うと、
子ども塾のジャイアンと私が密かに呼んでいる5年生の子が、「えーっ!」と声を上げました。
「でも、もう殆ど残ってないやん。これじゃ、後から来た子泣くで。」と私。
「もう誰も来いへんて。」とジャイアン。
「まだ1時間以上あるし来るやろ。いつも来る子もおるし。」
「今日は来いへんて。」
「取り敢えず、持ってるお菓子ちょっと返して。」
ジャイアンはカバンの中から3つだけミルキーを出して、渋々トレイに戻す。
「もうちょっと返して。」
「えーっ!」と言いながら、もう一度3つミルキーを戻す。
「そんなんアカンて。子ども塾はやさしくなる塾なんやから。」
渋々の渋々、更にミルキーを3こ戻す。
どんだけミルキー持ってんねん!
埒があかないので、
「一旦全部戻して。今日はここで食べれる分だけにして。」
と私がバッグを逆さまにするとドサドサドサとお菓子が落ちて、机の上にお菓子の山ができました。
おぉー!と息を飲む量です。
「あーあ!」とジャイアン。
ジャイアンは、その後もニコニコ機嫌よくお菓子を食べながらYoutubeを見て友達と話して、いつものように「帰るわ!」と言って帰って行きました。
人類が存亡の危機に直面した時、救世主となるのはジャイアンかもしれないと思いました。
今日新1年生の女の子が1人初めて参加してくれました。
その子は「天神」で英語をずっと勉強してくれました。
前から来てくれている2年生の女の子Sちゃんが目ざとく見つけて、
「先生、あの子・・・」と私に訊いて来ました。
「あぁ、今日からのMちゃん、一年生だよ。」と私。
「ふーん」
Sちゃんはトコトコトコと近づいて、
「Mちゃん、はじめまして。」
Mちゃんはちょっと驚き、立ち上がってモジモジ。
すると、
「私は〇〇〇〇(フルネームで)です。なんでもきいてね。」
とご挨拶をしました。
二人が並んで立つと、1年生と2年生、Sちゃんに先輩の風格が漂います。
オモシロイものです。
単独で見ると幼い感じなのに、俄然お姉ちゃん。
ところがSちゃん、帰る時間になって、他の2年生3人に、
「電車で帰ろう!」と言い出しました。
えっ!と驚く私。
ここは近くに駅が無いし、そもそも4人とも家はすぐ近くで、電車で行くような場所ではありません。
不思議に思っている私を尻目に、2年生仲良し四人組は一列になって、手をグルグル回しながら、
「シュッシュッポッポッ」と声を揃えて言いながら帰って行きました。
子どもって本当にオモシロイ!
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